橋本裕の日記
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2005年12月07日(水) 初雪の散歩道

 この数日の冷え込みは厳しく、例年よりもかなり早い初雪である。昨日は夜中に屋根の雪が落ちる音で何度か目が覚めた。そのせいで、起きるのが遅くなった。

 さらに悪いことに、起きがけに鼻血が出た。このところ毎日のように鼻血が出ている。これが結構うっとおしい。病院に行こうと思いながら、ついつい行きそびれている。原因はよくわからないが、最近の寒さに血圧が高くなっているのかも知れない。

 朝食をとり、日記を書いた。それから家を出た。路肩や田んぼには雪が残っていたが、さいわい日が射していて暖かだった。歩いているうちにさらに体があたたかくなった。

 雪景色が好きだ。とくに日差しに輝く初雪の景色はすばらしい。毎日通っている散歩道が、すっかり違って見える。まさに魔法の世界である。雪国生まれの私は、故郷に帰ったような心持ちになり、懐かしくもあった。

 木曽川橋から下を眺めると、浅瀬に5,6匹の魚が泳いでいた。30センチ以上ある大きな魚が悠々としている。その様子が橋の上からよく見える。魚の種類は何だろうか。体の形からして、鮭や鱒の仲間なのだろう。

 少し離れたところには、大きな鯉が三匹泳いでいた。ときどきここで白い鯉を見る。その他、無数の小魚の群がいる。こうした生き物たちの姿を眺めていると元気が出てくる。

 川面から目を上げると、雄大な木曽川の景色があった。残念ながら御岳は見えない。伊吹山も雲の中だった。それでも遠くの山から近くの山まで雪で白くなっていた。金華山のお城も真っ白である。それが日差しに輝いていた。

 家に帰って風呂に浸かった。散歩の後の風呂も気持がよい。のんびり風呂に浸かっていると、いつか11時を過ぎている。着替えをしていると、「ごはんですよ」という妻の声が届いた。けっきょく昨日も病院へ行かなかった。


橋本裕 |MAILHomePage

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