橋本裕の日記
DiaryINDEX|past|will
| 2002年06月04日(火) |
日本の教育の問題点(1) |
私「お茶も頂いたことだし、議論を再開しましょう。後半は趣向を変えて、教育問題について考えてみましょう。数学教育に限らず、幅広く日本の教育の問題点について考えてみたいと思います」
D「実は私、現役の高校教師です。国語科ですけどね。数学は大の苦手で、方程式の話も実はあまり分からなかった。それで小さくなっていました。あてられたらどうしょうかと、どきどきしていました」
私「そんな風にみえなかったですよ。ちゃんと、方程式も書いてみえましたしね。しかし、Dさんのように、数学を苦手だと思っている人は多いと思います。Dさんお場合はどうして苦手になったのでしょうかね」
D「中学校時代に、一度悲惨な点数をとったのです。そのとき、ああ、おれは数学はダメなんだなって思いましたね。自分は数学に向いていないと思いました。叔父さんがそのころ高校の数教の先生だったので、相談に行くと、お前は文科系の頭だと言われましてね。ますます、数学はだめだと思ったものでした」
A「私もDさんと同じですね。ちがうのは、もう小学生の時から、落ちこぼれていたことでしょうか。実は私、中学を卒業した後、就職しました。働く傍ら、夜間高校に通いましたが、やはり数学は苦手でしたね。何のために二次関数とか三角関数とか勉強しなければならないのか分かりませんでした。今も分かりませんけどね」
私「そうすると、中学や高校で数学を勉強したことは無駄だったと思いますか」
A「いや、無駄だったとは思いません。今ふりかえってみると、何だか懐かしいですね。やはり分からないなりに一生懸命努力したことはよかったと思っています。だから、自分の子供にも、もっと努力してもらいたいと思っています。最近、ゆとりの教育だとかいって、教える内容を減らしたりするようですが、正直言って反対ですね」
D「私もゆとりの教育には反対ですね。何でも、先進国で日本の学生が一番勉強しないいうではありませんか。自宅でまったく勉強しない子が、大半だということですが、こんなことでは日本という国の未来はあやういですね」
F「新学習指導要領では、円周率に3を用いるそうではありませんか。二次方程式の解の公式も中学の数学の教科書から姿を消すらしい。一方で、分数計算のできない大学生が急増中だといいます。日本の学生の学力はまさに崩壊している。先生はこうしたことについて、どうお考えですか」
私「私も現状を憂える一人です。たしかに学力崩壊はあると思います。このままでいいわけはない。そこで、この学力崩壊がどこから起こってきたかということを、もうすこし考えてみたいと思います。皆さんはゆとりの教育が原因だという見方が強いようですが、他にご意見はありませんか」
<一日一句> 衣替え ふるき思ひも 脱ぎ捨てて 裕
|