橋本裕の日記
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| 2002年04月13日(土) |
ポイント・オブ・ノーリターン |
50年後、まだ人類が生き残っていたとして、彼らの生活が現在の私たちよりも幸せなものだとは、とうてい思えない。環境問題の深刻な悪化が考えられるからだ。
地球温暖化、オゾンホール、環境ホルモン、ダイオキシン、こうした言葉はこの半世紀の間に産まれた。どれをとっても、人類にとって深刻な問題である。たとえば地球温暖化により、南極や北極の氷が融けだしている。そうすると太陽光線の反射率が小さくなり、ますます温暖化が加速する。
環境ホルモンは生物の体内のホルモン系を攪乱し、奇形やオスのメス化などを誘発する。生殖能力の低下は生態系を狂わせ、おそらく完全に破壊することになるだろう。影響は海中の生物から、陸上のすべての生物におよび、人類も生存の危機に直面する。
こうした変化は、最初はおもむろに始まるが、そのサイクルに入ると、次第に加速する。そして、おそらく十年間ほどのあいだに、劇的なクライシスを迎えるのではないか。しかも、地上のすべての生物の運命を変えてしまう、こうした恐るべきカタストロフィーが、そう遠くない未来に生じる確率はかなり高いと考えられる。
私たち人類はいままさに、もう引き返せない限界点を超えようとしているのではないか。50年後に人類が生き残っていたとして、彼らはポイント・オブ・ノーリターンをおそらく、2002年ごろだと考えるかもしれない。
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