橋本裕の日記
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2002年04月12日(金) 国の恵みと災い

 だれしも平和で豊かな暮らしを願っている。そのために必要なものは何か。その答えの一つに、国家がある。国家が崩壊していては、私たちはろくな教育を受けることは出来ないし、安心して暮らせない。

 幸い私たちは日本という平和で安全な経済大国に暮らしている。国のあり方に不満がないわけではないが、それでもこの国に生まれて、私はありがたいことだと思っている。

 近年、国の方針を誤り、他国を侵略したりして随分迷惑をかけた。そうした過ちはあるものの、おおよそにおいて日本は平和で文化的な国だったように思う。和の精神を国是とし、自然を尊び、質素につつましく暮らしてきた国民ではないだろうか。私は最近とくにこの国の歴史に愛着を覚え、文化や思想に親しみを覚えるようになった。

 しかし、この地上に住む多くの人々はまだ豊かさを手にしてはいない。それどころか何千万という人々が飢餓に苦しみ、何億もの人々が貧困と闘っている。自然破壊や内戦に苦しみ、将来に展望を見いだせないで絶望している人が多い。

 こうした不幸が起こってくるのは、やはり国家が国家として機能していないことが大きい。国家はそこに住む人々を幸福にするためにある。しかし、国そのものが崩壊して乱れていては、その役目を果たすことはできない。

 日本は国として上等な部類だと思っていたが、最近の政治や経済の状況を見ると、安心ばかりしてはいられない。気がついてみると、一夜にして国家は破産、そして混乱に中から、どんな恐ろしい怪物が現れてくるか分からない。国家は国民にとって恵みであるが、もっとも大きな災いとなることもある。


橋本裕 |MAILHomePage

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