罅割れた翡翠の映す影
目次|過去は過去|過去なのに未来
動きたくない。 でも動いてなくちゃ狂ってしまいそう。
翡翠と黒。 交互に来る彼らの衝動。 抑えて。 別のものに昇華出来るように動き回る。 お金はかけないように。 疲れすぎないように。
左腕が自分の物ではないように感じ始める。 時々感覚が全てシャットアウトするから。 決まって動かなくなる。 そして、錆びたブリキ人形のように少しずつ元に戻る。 滑稽な指の動き。
左手から始まった虚脱感が全身を蝕み始める。 眠い。 もう十分に眠ったはずなのに。 酷い労力を要してやっと起き上がる。 身体中で錆が擦れる音がする…気がした。 代わりに身体中の骨が鳴った。
明日も病院に行かなければならない。 それが終わったらゆっくりと寝よう。 身体を縛り付けて。
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