J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2004年04月20日(火)    じゃ、行こう、俺が駅まで送ってやる。(レイの家族)

6. 個人的な話 (9)


「やめとけって、。」
不服そうなレイの顔。何を急に、という声色で。

「いいかい。君はこれから実家に帰ったほうがいい。
 大したことがなくても入院は入院だ。」
「これから、!」
「そうだよ、こういう時はすぐに顔を見せてやるといい。
 たとえ大したことがなくても、病人はうれしいものだよ、。
 まして普段離れて暮らす娘が駆けつけた、それだけで元気が出る。」
「でも、この時間じゃ。それに明日も仕事ですし。」
「仕事はなんとかなる。心配するな。」

レイはどうしようかと考えていました。
私は考えている暇があったら次の行動をとるべきだ、
と思いすぐに席を立ちました。

「じゃ、行こう、俺が駅まで送ってやる。」

私は会社の車のキーを持ってレイに言う。

レイはどうしたものかという顔をしましたが、
私はそんなレイにお構いなしに、
「外で待っているから、すぐ準備してくるんだよ。」といい表に出ました。


、、実は私はレイを実家まで送ってやろう、そう決心していたのです。


・・

レイの実家は特急で1時間半くらいにありました。
ただし、最寄の駅からバスでまた30分くらいかかります。
田んぼの広がる海沿いの村でした。

家族は祖父母、両親、姉、弟。
レイは次女として育ったのです。

お姉さんは既に嫁いでおり、弟は当時まだ高校生でした。
レイの実家には姉以外の家族が同居しており、
その中心にいるレイの母が入院したということでした。


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この物語はフィクションです。

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