J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2003年06月15日(日)    12.指輪

J (2.結婚)

12. 指輪 (1)


かくしてレイとのペアでの仕事がまた始まりました。


変わったことがいくつか。

私が結婚をしたこと。
レイに恋人ができたこと。

いや、もともと私のとレイとの間には上司と部下の関係以外何もなかった。
始まりも終わりも何もない。
二人の関係は何も変わってはいない。

それぞれにそれぞれが別の生き様の中で変わった、それだけのこと。


レイの新しい恋人。
それが誰であったって私には関係ないのです。
私がそれを知りたいと願う心を持っている限り、
私は私の中にレイへの想いを断ち切れていない自分を見出すのです。

そのため私はレイの恋人について考えることを放擲しました。
強い意志でもって。


(レイがどうしようったって私には関係ないことだ。)



ところが。
強く強くそう思うことによって、反って私はレイを意識する。

上司と部下。
それ以上も以下もない関係なのに、、、。


私には負い目がありました。

私はレイと初めて飲んだ夜に、
酔った勢いで彼女を抱き締めキスをしようとしました。(参照こちら

そのことについてワタシハキオクニナイと嘘を吐きました。(参照こちら


そして、私は夢の中で彼女の中で果てた、、、。(参照こちら

新婚旅行の初夜の晩に。


・・

ですが、これらは誰にも知られない私の心の内のこと。

人目には結婚で一回り大きくなった営業マン工藤純一が、
エネルギッシュに映っていたはずです。

たぶん、レイの目にも。



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