hazuki's diary

2010年10月18日(月) 記憶

記憶とは、いったい何なのか
ネットの辞書を引くと、こんなことを書いてあった

1 過去に体験したことや覚えたことを、忘れずに心にとめておくこと。
また、その内容。
「―に新しい出来事」「少年時代のことを今でも―している」「―力」

2 心理学で、生物体に過去の影響が残ること。
また、過去の経験を保持し、これを再生・再認する機能の総称。

3 コンピューターに必要なデータを蓄えておくこと。

それぞれの説明を、なるほどと思う
最後のコンピューターにデータを蓄えるのを記憶と呼ぶってのも
言われてみると、確かにそうだと納得したりする
で・・・
人が記憶の引き出しの鍵を開けられなくなるように
コンピューターもデータの引き出しが出来なくなったりする
きっと、この世の中にあるもの全てに「劣化」って事象が存在するからだな

月曜日に、ある映画のDVDをみた
「メメント」というタイトルのその映画は
先日公開されたインセプションを作った監督の過去の作品

メメントの主人公は短期記憶をする機能を失ってしまった男で
ある事件を切っ掛けに、それより前の事柄は覚えがあるけれど
事件以後は、記憶が10〜15分程度しか保持できなくなってしまった
つまり、午前9時に「おはよう」と挨拶をした相手に
20分後にまた会ったら、また「おはよう」と言ってしまう
そんな感じなのだと思う

そんな主人公を描いたその映画は
彼が覚えている事柄10〜15分程度の部分を逆回しに観ていく
かなりややこしいけれど・・・
最初のシーンは昼の12時の一瞬
で、11時45分から12時までが描かれて
次は、遡って、11時30分から11時45分を見る
その次は、11時15分から11時30分まで・・・みたいな感じ

観客は、逆から話を観なければならないから
12時にあったことを、まず覚える
で、11時45分から12時までの話の間には
12時のことを思い出しながら観る
次に、11時30分から11時45分の話の間には
11時45分以降を全部思い出しながら観る
さらに、11時15分から11時30分の話を観るときには
11時30分以降の出来事を、回想しなければならない

単純に時系列を逆にしただけではなくて
観ている映像が、何故「そうなったのか」の謎があちこちに散らかっている
そして実際の映画では11時から連続した1時間なんてもんではなく
時間はもっとこま切れに数日間遡っている

これは、本当に面白いと思う人と
全く意味が解らないって人に二分される特殊な映画だと思う

時間があったら、観てほしい、そう思う


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 拍手をここにも置いてみた・・・思う存分使ってくれ



LM 葉月 珪 [MAIL] [HOMEPAGE]