俺は・・・身体の火照りを感じながら・・・
それでも・・じっとそ知らぬ振りをしていた
目の前に・・・愛する女が居て
うつらうつらと・・・意識の淵をさまよっている
つぶった瞼が・・・開かれるか・・・どうか・・・その境目で
行ったり来たりする・・・まどろみ
「・・・・」
声を掛ければ・・きっと眠りの淵から引き戻せるだろう
・・そして、その身体を狂おしく抱きしめることが出来る
けれど・・・、愛らしい唇から微かに聞こえてくる・・・規則的な呼吸音
俺は・・・、己の欲望を抑えて・・そっと髪を撫でた
真夏の暑さは・・・もう峠を越して・・・
窓を開けると・・・少し秋を感じさせる気配がする
こうして季節が移り変わってゆこうとも
変わらない想い・・・
どんどんと強くなってゆく・・・俺の気持ち
おまえと出会えた事・・・誰に感謝すればいい?
おまえが俺を愛してくれた事・・・どんなに嬉しい事なのか
俺が持っている僅かな言葉で・・・どう表現したらいい?
窓を閉めて・・・ベッドに戻り・・
俺は愛しい人にそっと口付ける
「おやすみ・・・愛してる」
END
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