hazuki's diary

2003年07月07日(月) 「七夕」SSS

「七月七日

 この日・・・、一年にたった一度だけ定められた逢瀬の時間

 織姫に会うために・・彦星は時空を越える・・・

 天の川の・・・輝く星たちは・・・二人の愛を祝福して

 ・・・その光りを、遥か遠い「水の星」・・・地球へと届ける


 『織姫・・・ああ、愛しい人よ・・・そなたに逢うためだけに
  私はこの一年をずっと一人で過ごしておりました』

 『彦星様・・・、私こそ・・・
  あなた様を想い・・・この身を焦がし・・・
  このひと時のために・・・生きておりました』

 たった一夜・・・こうして愛し合う・・・二人の清らかな魂は

 互いを求め合い・・・そして抱きあい

 温かな光となって・・・、天を翔ける

 それが僅かな夢の時間であろうとも・・・

 永遠に一夜のために・・・   END       」



「・・・素敵・・・二人は永遠に愛し合うんだよね」
「ああ・・・、一年にたった一晩だけしか会えなくても・・」

「二人の気持ちが離れることは・・・ないんだよね・・珪くん」
「・・・・ん、会えない時間が・・・
 彦星と織姫を・・より強く引き合わせ・・・二人は愛し合う」

「でも・・・、一年に一度しか会えないなんて・・・辛すぎてダメだよ」
「・・・俺だって、おまえとは・・いつでもこうしていたい・・・」

俺は・・・、おまえの肩を引き寄せて・・・
その身体を・・・柔らかく抱きしめた

「珪・・くん・・」
「しっ・・・黙って・・・」

おまえは俺の声に・・・、頷くと・・そっと瞼を閉じた
俺は・・・、唇を軽く重ね・・・そして・・耳元で囁く

「・・・愛してる」

END


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 拍手をここにも置いてみた・・・思う存分使ってくれ



LM 葉月 珪 [MAIL] [HOMEPAGE]