「七月七日
この日・・・、一年にたった一度だけ定められた逢瀬の時間
織姫に会うために・・彦星は時空を越える・・・
天の川の・・・輝く星たちは・・・二人の愛を祝福して
・・・その光りを、遥か遠い「水の星」・・・地球へと届ける
『織姫・・・ああ、愛しい人よ・・・そなたに逢うためだけに 私はこの一年をずっと一人で過ごしておりました』
『彦星様・・・、私こそ・・・ あなた様を想い・・・この身を焦がし・・・ このひと時のために・・・生きておりました』
たった一夜・・・こうして愛し合う・・・二人の清らかな魂は
互いを求め合い・・・そして抱きあい
温かな光となって・・・、天を翔ける
それが僅かな夢の時間であろうとも・・・
永遠に一夜のために・・・ END 」
「・・・素敵・・・二人は永遠に愛し合うんだよね」 「ああ・・・、一年にたった一晩だけしか会えなくても・・」
「二人の気持ちが離れることは・・・ないんだよね・・珪くん」 「・・・・ん、会えない時間が・・・ 彦星と織姫を・・より強く引き合わせ・・・二人は愛し合う」
「でも・・・、一年に一度しか会えないなんて・・・辛すぎてダメだよ」 「・・・俺だって、おまえとは・・いつでもこうしていたい・・・」
俺は・・・、おまえの肩を引き寄せて・・・ その身体を・・・柔らかく抱きしめた
「珪・・くん・・」 「しっ・・・黙って・・・」
おまえは俺の声に・・・、頷くと・・そっと瞼を閉じた 俺は・・・、唇を軽く重ね・・・そして・・耳元で囁く
「・・・愛してる」
END
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