日々の泡

2003年09月11日(木) 引っ越し記念日記

今年はすばらしく珍しく火星が近いというのに
お天気に祟られてあまりよく見えなかったし
望遠鏡で見られるチャンスを探すこともなく終わって残念でした。
それでも引っ越しの夜の曇天に一つだけ明るく光っていたり
9日の夜には13夜の月のそばに泣きぼくろのような火星を見て
(あんだけ明るい月の近くで見えるのはそうとう明るい)
ほかほかした気分になりました。
火星よ火星、西洋の闘いの神よりも
中国の童形の神(ケイ惑)としての火星が好き。
私の勝手なイメージだけどトリックスタア、悪戯な子供。

ものすごく放置していた日記ですが
最近引っ越しを致したので書いてみました。

今年になってやっと自転車を乗りこなせるようになったコドモと
すいすいサイクリングを楽しんでいたのですが
新しい街はまだそんなに開拓しておりません。
それでも広い歩道を走るとき、まだ稚い街路樹の下を流していくと
夕方の買い物に行くとき降ってくるのは蝉の声、
帰りには青松虫の声と変わっていることに心惹かれたり。

満月のとき、以前の家ではバルコニーの柵や朝顔の蔓を影絵にして
部屋のなかに月の光が差し込んでおりましたが
こんどのバルコニーは壁ですし方角もちょっと違うのでそういう風情はありません。
まわりの自然もだいぶ違います。
これから、ぼつぼつと風情を探す生活が始まるということで。


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