Christmas Seed
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2003年12月15日(月) 「サンタクロースのしろいねこ」

クリスマスと猫、両方好きな方にうれしい新刊絵本。

うちの家にも、しろいねこがいます。
名前は、チットといいます。
うちにきたとき、手のひらにのるくらいの
ちょっとした、
ちいさなちっちゃなちびねこだったから、チットです。

でも、いまでは、サンタさんのねことおんなじくらい、
ふくぶくしい大白猫になってしまいました。

サンタさんのねこは、スノウ。
きれいなものを見ると、どきどきするのです。
そして、サンタさんと一緒にいるのが最高に
ハッピーだと思っているねこです。

そんなスノウが、クリスマスの旅のとちゅう、
サンタさんのそりから落っこちて、
ニューヨークの迷子になってしまいました!
きらきらかがやくイルミネーションいっぱいの、
クリスマスイヴのニューヨークで。

スノウは何を見たでしょう?
世界でいちばんしろくて、世界でいちばんふかい
みどりの眼をしたスノウは。

サンタクロースがねこを飼っている、というお話は
だれいうともなく、一般的になっていますよね。
(犬もいるという説もありますが)
じゃあ、サンタさんのねこって、
どんな子なんだろう?
というそぼくな疑問に、ありえないほど美しく
毛の一本一本まで精密なイラストでこたえてくれる、
夢のような絵本。



そしてあちこちで、
「チットちゃんとおんなじ!」とさけぶ
私のような飼い主が、この絵本におおいかぶさって
いることでしょう。
猫の毛色にかかわりなく。
(あ、もう一匹のチャイコがじいっとみている!)
(マーズ)



「サンタクロースのしろいねこ」文:スー・ステイントン / 絵:アン・モーティマー / 訳:前沢明枝 / 徳間書店2003


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