これが現実 …2006年01月23日(月)
遠く遠く離れた空の下、いまやすっかり毎日くたくたになるまで働く立派なおとなへと成り上った院時代の知り合いから「和歌山でマグロ解体のバイトしてるって聞いたけど嘘だよね？」と困惑した様子のメールが入ってきました。ワキャヤマだからマグロて安直すぎやしないだろうか。嘘です。無職です。小学生から中学生へ。中学生から高校生へ。高校生から学部生へ。学部生から院生へ。院生からフリーターへ。フリーターから無職へ。帝国からスウェーデンへ。スウェーデンからフランスへ。フランスからスペインへ。スペインからメキシコへ。メキシコから米へ。米から帝国へ。帝国からフリーターへ。フリーターから無職へ。無職から無職へ。無職から職業的ニートへ。果てしなき道はどこまでも無職へと繋がっているみたい。テヘラン。
昔の日記を紐解いてみれば、2003年6月から実質的な無職ライフは始まっていたようでそれからおよそ2年半が経過した現在、俺が手に入れたものといえば企業戦士のステータスどころか愛くるしいミドリガメ一匹ぐらいのもので誠に遺憾の極みです。命名「こぶ平」。定期が不要な毎日です。自転車だってまだ二輪には乗れやしないのです。携帯電話が鳴りません。好きな時に煙草が吸えます。ベーシックワードローブで1週間着回しテク！だとか勝負師婦女子が挙って手に取るような華々しい特集が組まれた女性誌を買うこともありません。寒いからお外に出なくたってへっちゃらです。嗚呼古い日記など残しておくべきじゃなかった、もう無職の明日を迎えるのがつらすぎていっそ9階建てビルの屋上から曇り空にダイヴし「窪塚のファンなんです！」とかむやみに主張したい。ファッキン、無職。
