夜の蝶と俺 …2003年06月20日(金)
目が覚めて冷蔵庫を開くとお茶どころか水まで切れていやがり、それでも水道水を飲むのはプライドが許さないためしぶしぶ2日ブリに外へ出る。 という外出ミニマル様式生活を謳歌しているのは相変わらずですが、近ごろは同じく卒業して無職の肩書きを誇らしげに掲げる知り合いと平日の夜から朝まで飲み明かすというまるで大学生デビューの如く恥かし目のドキュソなナイトライフも。
酒が安く、寛げるソファが置いてあり、何故か毎夜ベリーダンサーがビリヤード台の上で激しい踊りを披露し、そのわりに流れる曲はレゲエだったり、バーテンダーは妊婦だったりとアメリカ底辺具合が香ばしいそのバーはアタイがようやくみつけた輝かしい心の聖地なのでした。 客層はいかにも仕事明けのドラッグクイーンや水商売ピープル、トラック野郎、準浮浪者の選民階級や俺のような社会に参加していない無職であったりつうか翌日にまっとうな仕事がある方々は朝の5時まで飲んでないですよネ！ 人生の落伍者が集まるバーらしいデスヨー。
そのバーでドラッグクイーンのベリンダちゃんぐ（Belinda Carlisleからだそう）とお友だちになりました。 やはり申し上げるべきだと思うのですが本名はスコットです。 そんな髭の剃り跡も生々しく、腹も出て、恐らく肉棒も黒ずんだ推定30代後半のヲッサンでありながら中身は生娘の青いつぼみそのものである彼女と陽も高い時間帯に飯を食らってきたのですが。 ご出勤前のたんぱく質集合体つまりは単なる陰茎付きノーメイクのオカマと夜の姿との違いにあらゆる角度から気まずい思いを抱えて止みませんでしたが、それでもベリンダちゃんぐのヌラヌラした口唇から発せられるのは昼も夜もやっぱりセクシーヴォイスが悩ましいおねえ言葉。
イヤだわぁ、歳は取りたくないわよねぇ。 アタシなんかトップの座を若いだけのずべ公に取られちゃってさ、もうやってられないわぁあの糞ビッチったら許せないんだから。 あ〜ヤダヤダ、アタシはドラッグクイーンなんてやめて愛する男に愛されて幸せになりたいのよ〜、養子なんか迎えちゃってさ、ねえちょっとアンタ！ アンタもそう思わない？
超思う。
ねえベリンダちゃんぐ、誰もが幸せになりた我リヤさんなんだネ…。
※御前ご推奨映画を教えてください。 情報渇望中。 6月18日参照。
