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2004年09月12日(日) 無題

母が泊まりに来た。一緒に吉祥寺に行く。誰かといると安心する。ずっと体がだるいことも、責任が重いことも忘れられる。何が辛いわけではないのだが、色々と忘れてずっと眠れたらいいな、と思う日がある。ずっと眠りたい。土曜日は夕方の4時まで寝ていた。

例えば前の彼に会って、高田馬場の「力」で飲みたいなあと考えた。彼のことが好きだとか、そういうこととは関係ない。学生の時のようなどうでもいい気楽な夜を過ごしたい気がした。「つらい、つらい」と泣いたからって、もう誰も助けてくれない歳なのだ。そう思ったら夜中にとても泣けてきた。みんなが多かれ少なかれこういう気持ちを味わって夜を過ごしていると思うと、不思議な感じがした。自分だけ助けてだなんて、言ってはいけないのだと思った。

家族が欲しい。弱くなった時にはいつもそう考える。帰ったら「れいちゃんれいちゃん」と言って迎えてくれ(、私も彼らを迎え)る夫や子どもが欲しい。私が育った家庭のような、温かい家にしたい。子どもと公園に行きたい。少し大きくなったら一緒にバスケットがしたい。『月刊バスケットボール』の広告に載っている、リングを買って庭に置こう。

未来の話をするのは好きだ。

うだつの上がらなかった女子高生時代、大好きだった英語の先生がよく「将来天ぷら屋やるのが夢でさー」と話していた。いつか先生の天ぷら屋に遊びに行きたいな、そのころには私ももう大人になってて、今みたいにちまちました受験の重圧に毎日苦しめられることもないんだな、と思ったらなんだか肩の力がすうっと抜けたものだ。



母に、切り干し大根の作り方を教わる。

母はわがままばかりの私を、思い切り甘やかして育ててくれた。少し前、『暮しの手帖』の特集に「大切なものは?」というテーマがあった。なんとなく彼女に、「大切なものって何?」と聞いたら、「れいちゃん」と即答していた。驚いて笑ってしまった。

私はあまり切れる方ではないし、要領が悪いコミュニケーション下手の人間だけれど、深く付き合った友達に、「心がまっすぐだね、真面目だね」と言ってもらえるのは、両親のおかげだと感謝している。



ここ一年くらい、好きな男の子がいた。とても繊細で、いまにも壊れそうな最後の部分を持っている人だった。しかし彼は自分のとても繊細で、いまにも壊れそうな部分を否定した。考え込みすぎること、複雑なこと、簡単に自意識を表に出すこと、またそういうことをする人たちを嫌っていた。そして、私と徹底的に向き合うことや、涙を流してまでぶつかり合うことを、避けた。「言葉の人」ではなかった。感覚の人だったと思う。すべてを言葉で解決できると思っていた私とは、大きな溝があった。

何故惹かれたのだろうかと、しばしば考える。

先日、「お互い友達も少ないし仲良くやろうね」ということになり、私は彼に好きだというのをやめた。彼は友達が少ないので、一年前にできた私が最新の友達だという。そんな暗い人とは、これからも細々ながら長続きするんじゃないかと思う。



インターネットの文章をきっかけに知り合った人(こういう言い方ってなんだか電波系みたいだけど)と実際に会うと、「イメージと違った」とよく言われる。「もっとクールで、そっけない感じの人かと思った」と。「アニメ声だから驚いた」という感想もあった(失敬な)。

書くことは唯一の救いであると、勝手に思っている。得意だとか不得意だとか、うまいとか下手だとか、そういうことではない。ただ、書くことで進めるし書くことで止まれる。涙も流せる。何もできない私の、最後の何かだと思っている。



先日、嬉しいメールもらった。私が学生時代に(ここの日記に)書いた、雑誌の感想文を読んでくれた方からだった。無断で一部だけ、引用させて頂く。


……
あんな稚拙な特集をあそこまで熱く感想を書いてくれていて、とても感動しました。ありがとうございます。

入社して一年とちょっと、いろんなことが動いて(動かして)、運が良いのか悪いのか特集を任されることになり、それで過食気味になりながらあの号は作りました。あれですね、一冊雑誌などを作ると、ものすごいスピードで人生は動くものなんですね。
……


まさか、雑誌の作り手からレスポンスがあると思っていないから、どんな無礼があっただろうかとおそるおそる過去ログを探した。何も考えていないそれこそ稚拙で粗野な、(悪い意味で)学生らしい勢いだけの文章だった。でも、本当に書いておいて良かったと思った。



「状況はどうだい?」
恥ずかしいからこっそり買ったバンプ・オブ・チキンのアルバム『ユグドラシル』で、藤原くんが耳元で尋ねる。どうしようまたこういう音楽に、本当にまいった時には救われてしまう自分を本当に気持ち悪いと思う。

村上春樹を読了して、楽しみにして待ち続けたものが終わってしまった虚脱感に襲われる。『アフターダーク』、夜明け前。


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