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帰り際に部長が、「いやーバナナさんと一緒に仕事出来て嬉しいよ」と心のない笑顔で言うので、「いきなり怖いなあ。何ですか?あと30分やれってことですか?」と疑ってみたら「本当にそう思ってるよ〜」とさらににたにたする。徹夜しろってことかよ、うふふ、と終電に向かって走った。少なくとも今は、会社には、私のデスクと居場所と、それから締め切りがあるようだ。
今回は初めてなので先輩が加減してくれ、全部で17ページを持つことになった。これからは自分でスケジュールを組み立てていく。意外に、一人でやる仕事だなあと思う。
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「最近の日記は大学のはじめのことに戻ってる気がするね。エッジーな君よりも、今みたいなほうが昔の友達としては安心するよ」。
電車を待っていたら、ともちん先輩から久しぶりに電話をもらった。これほどに、離れていても心の中に存在はいつもあって、そしてお互いそうだろうな、と思える関係というのも珍しい。大学時代というのは、人生に直面していた分ある意味非常に辛くて、しょっぱい時期だった。その時に何度も何度も語り合ったあの堂々巡りが、これからも二人の関係を結んでいくのだろう。
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