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2004年01月02日(金) "nothing to fear, nothing to doubt"

■ヴィンテージっつっても一万円以下

家でごろごろも飽きたのでセールに行く。

national standardの靴下(ぴよぴよ小鳥さんがいます)と、そしてワンピースを買う。後者はVIA BUS STOP VINTAGEに可愛いプリントものが沢山あったのを見つけ、試着を重ねて、結局シャツ型のものに。

「田中はスミス・アンティークみたいな、60年代風女の子古着(?)が似合いそう」と、前に先輩に言われて以来、あ、私ってそういうの着ていいんだ!と目から鱗が落ちた。ならば今年はこういう感じで行こう、と決めた。決めましたよ。

背が大きいので、ずっとクールな格好が自分の本来の十八番だと思っていた。ドレステリアの服や古着のプリーツスカートなんかをはく時にもああ、こんなの着ちゃってます・・・と、なんとなく罪悪感があった。ばっきばきのヴィンテージスタイル(プッチが憧れ!)は正直言って好みなので、似合うんだったら買っちゃいますよ、と肩の荷がおりた思いです。人から見ると、LIMIやらマルジェラやらよりしっくりくるらしい。本当に嬉しい。



それから友達の買い物を眺めていた。色違いのスエットを迷いながら交互に試着するのを見ながら、「こっちは可愛い感じ」「ああ、黒はあなたらしいね」とだらだらコメントしてみる。

洋服なんて本当は、まあ省けるものだしどうでもいいし、趣味が合わないからってなんてこともないんだけれど、こうやってうんちくたれて話せる機会はなかなか貴重で、やっぱり楽しいものなんだなあと知る。グレーのフード付きパーカ、その色違い(黒)、グレーの丸首スエットと3枚を何度も何度もあわせている人が鏡に映って、「ああ、美しいって才能だ」と密かに思った。美しさに何の意味があるんだろう?と、ずっと思っていた私としたことが……。



■正月

浦沢直樹『20世紀少年』、阿部和重『シンセミア』、村上春樹『羊をめぐる冒険』(再読)を並行して進めている。

『羊〜』に関しては”影響を受けた作家”といいながらまったくもって忘れている箇所が多く、読み返すたびに新しい発見があるという本の力を痛感させられるばかり。



「あるものは忘れ去られ、あるものは姿を消し、あるものは死ぬ。そこに悲劇的な要素はほとんどない」。



一度目に読んだ時に印を付けてあった箇所。椎名林檎など聞きながら悲劇的に生きようとしていた私は、なぜここのページを折ったのだろう。



■テレビ

元旦の深夜に、養老孟子と犬養道子の対談を見た。

「知行合一」「文武両道」という言葉が出ていた。精神伝達と筋肉伝達は別ものでは決してなく、考えたことは体を通さないとなにひとつ伝わらないしあったことにならないという。

また、自分の目の前の生活と、遠くにある危機感とが遠く離れて結びつかない感覚に襲われる。こういったことを考えまいとしてきたのではない、ひたすら目の前の雑事をやってみるところからはじめようとしたのだった。しかし、現に私は行動していないし、その代償も、どこにも払っていない。

不安になるといつも浮かぶのは昨年の9月11日にやっていたNHKのドキュメンタリー番組。



「yesterdayという歌が好きです。昨日がいとおしい。あの日から何もかもが変わってしまった。もう戻ってきません」。



テロの日にたまたまNYに旅行に行き、その決定的瞬間を偶然カメラに収めることとなったおばあさんの言葉である。--田舎住まいの彼女には無縁のはずだった、大都会の悲劇。彼女はそれが自分と繋がっていることを、実感として知った貴重な人だ。

おばあさんが話し終わると、余韻なくぷつっと、その映像は切れた。番組は視聴者を突き放すように終わった。


こういうことを日記書かないことと、考えないことは違う。書くことで考えるのならば、書かないと忘れてしまうのなら、書くべきなのかもしれない。あーあ、私はかっこつけたかったのかな。

テレビには考えさせられる。



■ビデオを借りてきて見る。ハル・ベリーの『チョコレート』。







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