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2003年07月13日(日) メモ2

久しぶりに前の彼から電話をもらって、また「絶対出版社に入るからばかにすんなよ」とか「振られたよー」といった話をした。私の近況はそれしかないらしい。

「辛くてもやめないで続ける人はすごいと思うから頑張れ、田中(松尾)は心が真直ぐでいい子だから大丈夫」と、ドラマか少女漫画かという素敵な言葉を頂く。

何故かもう嬉しいのか悲しいのか我慢が出来なくて、途中、電話口でずっと泣いていた。一人で眠る前の時のような、こんちくしょうという感じの可愛げのない泣きだった。これじゃあカウンセリングに行った東ちずるみたいだよ。

ああ、ものすごく馬鹿みたいな日記だと思うけれど、こういう心のつながりが一年に一度くらいあるから私はやっていけるという気がするのでそのまま書く。書けるようになったのは、少し何かが変わったからかもしれない。

彼は取材でイギリスに行った、とかかっちょいいことを言っていたので大物じゃーん、としみじみする。しかしそんなことを吹き飛ばすくらいもっと深く感銘を受けたのは「スコットランドのエジンバラが街全体が石畳で、中世の雰囲気ですごく良かった」という話。ああ、心が機械でできているような人でも、世界史に出てくる風景を目にしたら素直に感動できるのかと嬉しかった。海外の、ドラッグと音楽と都会にしか興味がないかと思ったから。「それならスペイン行きなよ。すごくすきになると思う。素朴だけれど街全体の雰囲気が、世界史が好きな人にはたまらない」、という多分知り合ってから今まで、数年で一番普通の話をした。

話していて興味深いテーマがもうひとつ。「人の好みは育ってきた環境やなんやかんや(あとなんだっけ)から、絶対ある一定のタイプにプロファイリングされる」ということ。”ママレイドラグを好きなのは自分を少女だと思ってる、昔オリーブ読んでた30歳”(笑)(笑えない)、など、そういったことだ。

私はどこに属するのかしら、と尋ねたら”オリーブとクイックジャパンが混じった、間違った感じ”だそう。(ちなみに自分では、カヒミカリィに憧れる鬼束ちひろ、という気がします、あ、中身の話ね)ああ。

「一番もてるのはオリーブとキャンキャンの間(それってノンノじゃないか?)だから、自分がやばいって分かったほうがいいよ」と言われる。「私は心が真直ぐなのに、どうしてそういう方向にいっちゃうんだろう?」と聞いたら「心が真直ぐだとそういう方向に行くしかないようにできてるんだよ、俺なんか真直ぐすぎるからこうなっちゃったんだ」と。

彼は組みにわけられるのが嫌なので嘘ばっかりついてやっているそうだ。私は括られてひと安心よ。オリーブとサイゾーを毎月18日に買う女の子として、これからもやっていくわ。なんて、かっこよく終わりたかったけどオリーブが休刊した。埋め合わせにクイックジャパンを買うのかなあ。これでいいのかなあ、ってちょっといいと思ってるのが一番間違っていることに気付いてはいるんだ。

プロファイリングデータ確認のため、19日はママラグのライブに行く。



ジュンク堂で枡野浩一さんを拝見した記念、現代風短歌特集。ああひどい、ごめんなさい。けどこれ、作るの面白いです。適当すぎですが、大目に見てください。

1 歩く時手を繋がずにお互いを
 名字で呼ぶとかいう幸せを

2 セックスや面食いが嫌いなにひとつ
 理屈なしでは不安になるの

3 本棚に共通の本見つけては 
嬉しくなるわ君が好き

4 魚喃とマルジェラとさえ言えば通じる
 通じないよりずっとましだろ

5 笑いあうあなたと午後の学食で
 何故あの景色だけ浮かぶのだろう

6 心臓をえぐりとるよな激痛を
 感じられない地獄を知った

7 かわいいよチャーミングだよおしゃれだよ
 そんなの全然褒めてないんだ

8 渋谷駅人ごみはもう恐くない
 強くなったの?鈍くなったの?

9 したいことなんてないんだ何一つ
 そう言う君の瞳をのぞく

10 本当はもっとずるいし汚いし
  弱虫だよというずるい人

11 るきさんのように生きたいでも彼が
いてくれたならもっといいけど

12 帰ったら一人でビールとつまみだぜ
 不幸せそう?そうでもない

13 ヴェットモンのシャツを買ったの見せたいの
だからデートをしようだめかな


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