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■ 秋の調べは
なんだか怒濤の一日だった! 夕方から奏楽の少年部の練習2時間。そのあと、続けて本日からようやく始まった秋の例大祭に奉納する獅子舞の練習2時間。その途中を抜け出して、来月末の演奏会の打ち合わせを奏楽のグループ各支部の代表のみなさんと会議。 少年部の練習では、篠笛の新しい曲を学びたいという子供たちの気持が意外に強くてうれしかった。面白いのだ。確かに。音楽はどんどんいろんな曲をやりたくなるのだ。だいじょうぶ、私たちの地元に伝わる奏楽は篠笛で100曲近くもあるのだから。 一方、獅子舞の練習は、こちらは舞が主体だが、篠笛の伴奏曲なくしては、一切踊れない。成り立たない。舞の一挙手一挙手が篠笛のメロディと共にあるのだ。こちらは、大学受験生の高校生T君も少年部の練習から引き続き篠笛で参加。私も奏楽の練習ではこどもたちとずっと一緒に演奏する、なんてことは無いのだが、この鎌倉時代から伝わる無形文化財の獅子舞だけは、別。一年の芸能演奏、後継者育成活動ができたことを感謝しながら、自ら芸能を奉納する。ほんとに感謝する。何百年も続いて来たこの調べを絶やすことなく今年も続けてこれたことを…。 この夏、ドイツの世界体操祭のステージの上で幕の内側で少年たちと楽器やマイクセッティングを行い、いつでも演奏できる状態、少年たちも配置について、幕が開く、その直前、私一人だけが、その場を立ち去らなければならなかった瞬間、突然私を襲った一抹の淋しさ。その場に一緒に立てないこと…。これっていままでずっとそうだったし、少年部にまざって自分が一緒に舞台で演奏、なんて夢にも考えてないしありえないけど、あのドイツでの淋しい感覚って、最初で最後かな…。しかし、この一年に一度の秋の例大祭の時は、私も演奏当事者となる。そして、今年は、小学生の頃から見てきた教え子と一緒に篠笛を吹く、という楽しみが加わった。 舞い手も、少年部の中1たち。彼らは昨年から初めたばかり。いま元気にやってくださっている年配の方お二人が、元気でやっていられるうちに、舞の継承もきちんとしていかなければならない。この10年、何人の獅子舞のお年寄が亡くなったことか…。これも、今後の課題である。
2004年09月26日(日)
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