あずきの試写室

2002年05月22日(水) 「エド・ウッドのクレイジー・ナッツ」

エド・ウッドといえば、史上最低の映画監督
なんてありがたくない名称をいただいている
監督ですが、この作品は1998年製作。
遺作の脚本を元に作られた映画ですが
ウッド監督作だけあるのか、そうじゃないのか
この映画も史上最低とまでは言わなくても
かなりきています。

なにしろ、無声映画といってよいほど
主演者が声を発するシーンはありません。
音楽と効果音のみ。
ところどころ、ト書のような脚本の文章が
シーン○○ ××のため訪れる。しかしそこでは・・・
といった感じで入っているのが、唯一の説明。

なので、主人公の行動を追っていくのみなので
ちょっとわかりづらいところも。

コメディというわりに、あまり笑えず。
どんどん殺人を重ねていくのですが
ホラーでもなく、
なんともどっちつかずですが
たまに、きらっと光るセンスがあります。
でも。全体的には、むむむ。。。。

途中クリスティーナ・リッチが出てくる
シーンがあるのですが、
今から4年前なのに、今より太めで
ふけて見えるのは何故??役柄のせいばかりとは。。

冒頭女装しているのは
ウッド監督の趣味が女装だったから(ほんと)
なんて思ってみたりしました。

史上最低の映画監督ではあったかもしれないけれど
監督の生涯は、抜群に面白かったと思います。
監督の生涯を綴った本は、
ほんと面白かった。おすすめ!


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