あずきの試写室

2001年08月15日(水) 「あの子を探して」

「初恋のきた道」と同じ
チャン・イーモウ監督作品です。

舞台も「初恋のきた道」と似ている、
田舎の小学校が舞台です。
出てくる子供たちは
役者さんではなく
現地の子供たちなので
(名前もそのまま)
とっても自然な雰囲気で、
作られているというより
ドキュメンタリー映画を
見ているようでした。

代用教員でやってきた先生は13歳。
小学生とあまりかわらないお姉さんなので
授業を教えるというよりは
子供たちが減らないように監視をするだけ。
そんな中、クラスでもいたずらっこの
男の子が、家の都合で街に働きに。
人数が減っては、給料がもらえない!と
先生は街に探しに行くのですが。。

途中で、先生が生徒に逆に
教えられている雰囲気がして
微笑ましかったです。
特に、街に行くためのバスに乗る
切符代を稼ぐために、
何日労働をすれば
いくらになると
計算する子供たちは
遊びから自然と算数の勉強になっていて
面白かったです。

「初恋のきた道」では
主演の女の子垢抜けていて
ちょっとプロモーションビデオのような
雰囲気だったのですが、
こちらの映画は先生役の女の子も
とっても素朴で、対照的な雰囲気でした。

でもどちらも言えるのは
監督の才能がとっても感じられたのでした。


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