澄みきった色の その先に散る - 2003年10月05日(日) こっそり追記。 テールスープ、骨つきのが入ってた。噛んでしまった; 思ったよりアザができてなくてほっ。 SEも聴き終わってさー出ようと歩き始めたとき、背中に思い切りぶつかられて、 振り返ったら女の子が倒れてた…。 やっぱり中央付近はすごかったよーで。 今回は800-1000以下の広島クアトロ、300の磔磔、1500のZeppと違う大きさの会場で 見られて、面白かった。全部同じパターンのセットリストでなければもっとよかった(贅沢)。 モッシュだのダイブだのをやたらやりたがる人と、 なんの曲でもちょっとノリよければoioi叫ぶ人ってだいたい同一だと感じた。 昔はあまりそんな感じではなかった気がするんだけど。時代の流れか… あ、昨日の友達もやっぱりアベが一番心配だと言ってた。 ミッシェル以上に彼に合うバンドがあるとは思えない、と。 ミッシェルファンすべてに将来を心配されるアベフトシさん… 奥さんが仕事してるから食えないってことはないけれど。嗚呼。 <GO LAST HEAVEN追記。> お友達と喋っていて、やはり皆同じようなことを考えるのだな、と思った。 「チバが新しいバンドをやるのはいいから、そこにウエノを入れて アベを入れてキュウを入れればいいのよ!」 別の友達が「ROSSOにアベが入ればいいんじゃない」と言っていたが同じ発想だな。 皆考えることがよう似ています 幕張行ったらラスト、ビジョンに「ウソ☆」って出ないかなーとかね。 「ちょっと解散してみたかったんだよ!」って。 (もう何度考えたことやら…ファンの発想って一緒だなあ…) 別にROSSOで組んでる照井さんのことはなんとも思わない。 アベチバウエキュウが揃っててほしいだけ。 さみしいなぁ…泣 <追記前> 19時半頃帰宅しました。 ちょうど東北の西川お友達が今日仙台に来る予定だったそうですが、 入れ違いになってしまいました。残念…。 <本日の日記> 朝はホテルでごはんを食べるつもりでしたが、起きられず…。 うとうとしていたら、頭の中で「なんのために○○時に目覚ましセットしたのか?」と 声が聞こえた気がして起きたら、チェックアウト時刻1時間前でした。セーフ。 昨日の宿は、格安ではないもののビジネスホテルとしては普通の価格で、 フロントの対応もよく部屋もきちんとしてるので、お気に入り。 飛行機込みのパックだと宿が限られるけど、今回は申し込み間に合わなくて、 飛行機とは別に取ったので、気に入ってるところに宿泊しました。 前回も今回も、1ランク上の部屋があいてたっぽくて、広い部屋にしてくれました。 ラッキー。 お昼を食べようかと思ったけれど、時間があまりないので、 7月に西川遠征で行ったとき寄って気に入った喫茶店に歩いて行きました。 開店まもないのと隠れ家的スポットなので誰もいなくて、ゆっくり通りを眺めながら アッサムミルクティーを飲んでました。 「本日のケーキ」を頼んで食べたのですが、やっぱりそこの一番人気の 紅茶シフォンが食べたくなり、小さいケーキなので追加注文しました。 そしたら、たぶんお客がいないせいもあるだろうけど、旬のストレートティーを1杯 サービスで出してくれました。飲みやすくておいしかった( ̄∇ ̄) オーナーが一人でやってるちっこいお店。「関西から旅行中なんです」と言うと驚いてました。 もし、仙台に行くことがあればまた行こうと思います。 時間があまりないのでバスでさっさと空港に移動。万一渋滞にでもあったら困るし。 2時間前に到着したので、お昼にまた牛タン定食食べて(昼・夜・昼…3回目:爆) お土産買いあさってから飛行機に乗りました。 行きは満席だったのですが、帰りはかなりあいてて隣も空席。らくちんでした。 7月は3連休の中日の午後に仙台行ったので、飛行機が90%空席だったなあ。 (後ろ10列くらい誰もいないんだもの。笑った) 仙台は雰囲気が好きです。緑がいっぱいあって、道が広くて。 そして、牛タンが大大大好き!!タン塩ラブ!!です(爆) 実は今夜も牛タン弁当とテールスープ買って来てます…アホ(笑)。 来年以降は真剣に遠征を減らすつもりだし、もう来ることもないかな、と思ってますが、 西川ライヴが土曜にあったらまた考えようかな…。 早めに頼めば安いツアーもあるから。 Zepp Sendaiにはもう行くことはないだろうという気がしますが。 あ、西川ちゃんがライヴハウスツアーやったら別か; かつてZepp Osakaで西川ちゃんを見たいと思っていたらイヤカンでかなったし、 クアトロみたいな小さめのハコで見たいと思ってたらこれもかなった。 活動続けてる限り、何でもありうるもんな。 いままで仙台で見たライヴはどれもこれも当たりだと思ってるので、 あの街はにはいい思い出がいっぱい。 □□□ TAKANORHYTHM □□□ えと、今日BSフジのこんアリあったんですね(汗)。 忘れてた…。 でも、録画頼んでる(抜かりなし) INVOKEのやんちゃぶりが見れるみたいねー。嬉しいっす。 でも、テープ送ってもらっても、たぶん今週中は見ない。見れない。 今の私には大好きな西川ちゃん映像ですら効かないのです。 しょーがないです。 CDでーた「荒れる国家統一倶楽部」いつのまにやら1ページ丸々の枠に…。 (抜かりなくチェック) お写真、唇がつやつやしてます。美人です(女だ…)。 デフロック車柄着てます。おい、いつ届くんだうちには。 *** 昨日の突発打ち上げ@魚民にて、 自分がつねづね思っていることを他人がズバリと言ってくれて、気持ちよかった&驚いた。 お友達「チバのブルースハープが下手だって言われてるけど、 今年、ああこれが下手なブルースハープか!って奴を聴いたよ」 …とあるツアーの冒頭で演奏されるアレですね(笑)。 あれは、「俺、バンドでライヴやってるよ!こういうのやりたかったんだよ!!」っていう デモンストレーションだと受け取ってます( ̄w ̄) 音じゃなくて、「吹いてる俺」を目で見て楽しむべきかと…笑 終わって、ブルースハープを袖にポンと投げるところまで含めて演出すよ、演出。 音なんか聴いちゃあいませんよ(笑)。 あれは本人が楽しそうだから良いの。 私「練習したら上手くなるよ、きっと」 お友達「…練習しないと思う(笑)」 まあ、そうだろうて。 ミッシェルのファンの人がチバのギターがどうのこうのと言ってるのを横目で見ながら、 (私はもっとすごい人を知ってる…)と思ってたりして(笑)。 あと、某ボーカル氏(なぜ伏字:笑) ライヴハウスのときだけ、わざわざタバコ吹かしながら出てくるのも、演出効果大です。 「俺こういうのがやりたかったんだよー」っていうのが滲み出ていて、 「カッコイイ!!キャー!!」というより 「…かわいいヤツ(笑)」と、母のような気分になるのが味わい深いですね。 「うまいこと言うなあ!」と感心したお友達のひとこと↓ 「何回ゼロから始めてるんだ、 そろそろ1からやってほしいもんだ」 あははははは(笑) イヤカンでの「第一期終了」発言を聞いたあと、 大喜びしてあちこちの掲示板に書きまくった経験のある自分としてはなんとも…。 新曲、出ないかねぇ。 ■■■ GO LAST HEAVEN ■■■ やっぱりというか、昨夜は大丈夫だったけど、目覚めた瞬間にどうしようもない寂寥感に 襲われました…。 きっとこれから何度もこんな思いをするんだろうな。 幕張の翌朝なんて死にたくなるだろうな。 仙台、行ってよかったと心から思う。 最後の幕張の前に、彼らのホームグラウンドであるライヴハウスで見れて嬉しかった。 「音楽と人」に載ってる記事が泣けるというので、 帰りに買ってこわごわ読んでみました@近所のカフェ …1ページ読んだ時点で、鼻をすすりあげてました。泣かせる…。 筆者(青木優さん)は磔磔に行ったみたい。(おお、あそこにいたのか!) 写真はZepp Sapporo。そうだよなあ、磔磔はこんなに広くないよ。 見事な鬼神社の写真が載ってる(笑)。 ミッシェルの写真はライヴのときのが一番だ、と再確認。カッコイイ…(泣)。 楽屋でのチバの笑顔がっっ(喜) 最初の1ページを読んで、「わかってる人だ」と思った。 解散発表から今までの状況を見事に要約してくれてる。 私がリアルタイムで見てきたとおりだ。 「解散の理由についてはあんまり関心がない。」 「(ライヴにて)大方のオーディエンスには彼らの決断をそのまま見送ってやろうという 雰囲気が驚くほど見てとれた」 これ同感。 内心「なんで?」「どうして?」とは皆思ってるんだけど、 彼らが話す気がないなら聞いてもしょうがないし、彼らが決めたことなら支持するべきだと思う。 それに、最後のライヴは泣くより何より精一杯楽しみたい、と思ってて。 解散発表以降、ファンは、ミッシェルを本当に信頼してるんだな、とあらためて何度も思った。 たとえ私たちがつらくても、彼らが望むことならそうするべきだ、そう思ってる。 彼らはいつも誠実だったから。私たちに対しても音楽に対しても…。 アーティストとファンがこれほど強い信頼感で結ばれるもんなんだな、と感動した。 青木氏も書いているが、 終演後のSE「サタニック・ブン・ブン・ヘッド」に合わせてファンが踊り、モッシュをする光景は、 本当に感動的で美しい。 名古屋のスタンドから見てると、かなりの人数がすぐに帰ってしまったけれど、 残っている人たちは全身で楽しそうに踊ってた。 メンバーが見ていなくてもかまわない。自分が楽しいから、踊る。 「私たちはあなたたちの曲が大好きだ」という、無言のメッセージ。 言葉の少ない、音楽だけで語る人たちだから、ファンもそうやって全身で表現するんだな。 泣いて解散を止めるより、どれだけ自分たちがライヴが好きか、ミッシェルの音楽を好きかを伝えたい。 「行かないで」ではなく「ありがとう」を言いたい。 昨日のお友達が言った。 「これで、何も考えず音楽だけを楽しめるライヴがなくなっちゃう…」と。 そうだね、と私も同意した。 たいていの有名どころのライヴと違って、セットや演出や衣装やMCに頼らない、 ただ4人の演奏と歌だけで押し切るライヴスタイル。 曲がよくて演奏力がなければとてもできないと思う。 余計な雑念なしでただ耳から入ってくる刺激だけに酔いしれる、そんなライヴに もう行けなくなるのはとても寂しい。 (きっとそういうライヴする人はほかにもいるだろうけれど、 気持ちよく暴れさせてくれて、しかも音楽が好みという条件がつくため、なかなか難しいのだ。 そういえば昨日のお友達は、ベンジーは曲はともかく声が苦手なんだと言ってた。実は私も… やっぱりツボが似通っているんだろうか!?) そういえば私が見に行く人ってたいていMCほとんどしない(笑)。 あまり知らない人見に行って、どうでもいい話を長めにされたら興ざめ。 (ファンはそれも楽しいだろうから、単に好きじゃないだけとは思うが) 下手なMC入れて流れを切るくらいなら、とっとと演奏してほしいと思うのは、 間違いなくミッシェルの影響だ。 MCするなら20分一人語りで笑わせられるくらいの話芸がなきゃイヤ。 (ああ、趣味が狭くなるよ) 話を戻して。 青木氏が最近彼らと話した内容も書いてある。 アベの「ほんと歳とったよなー。もう脚上げたりできねえもん」というセリフが泣かせる。 昔のビデオでは、アベはキックしたりジャンプしたり忙しいもんな。 それでも昔と変わらず、ライヴ後にいつも「面白かった?」と訊くそうだ。 ウエノは「昔の曲やるの難しいわ、構成とかさ」とぼやいているそうな。 いつものように一番明るくしてるけど、一番寂しがり屋だからと心配してる青木氏。 キュウは、昔リズム隊が弱いと言われていたから頑張ったと言っている。 本当に頑張ったんだろうな(しみじみ)。 毎回のダイブは、「思い出作り(笑)」なんだって…。 チバに、演奏してほしい曲リストを渡したら、「もらっとくわ!」とポケットにしまってくれたそうだ。 かなえられたかどうかはわかんないけど。 ウケ狙いで「夜明けのボギー」と書いたら、「どうやって演れっつうんだよ!」と 笑い飛ばされたと。ああ、光景が目に浮かぶわ。 こんななにげない風景の方が、どんなメッセージより泣かせるよ。 エレクトリックのレビューでは、一度エンディングが来たあと戻ってきて、 「夜になってから花は咲く」と歌うところについて触れてある(触れたくなるよな)。 青木氏は書く。 “俺たちは絶望の中で終わっていくのではない。 悲しみやツラいことの最中でも花は咲くんだよ―と。” そうであってほしい。 昨日、チバが歌うのを懸命に見ていて思った。 こんなおそろしく凄いテンションで7年もやってきたんだったら、疲れないわけがないな、と。 そろそろ休んだ方がいいよ、て素直に思えた。 今まで積み上げてきたものを使って、適当にリリースしてライヴしてを続けていくなら、 これからだってできなくはないと思う。 彼らの最低レベルのパフォーマンスであっても、そこいらのバンドよりずっと上手いと思う。 でも彼らはそんなことしたくないだろうな。 ミッシェルは自分たちが最高だと思えるものでなければいけない。 お互い何も言わなくても皆がそう感じてるんじゃないかな。 青木氏も書いているが、解散理由をどうこう言うのはたいていちょっと離れたところにいる人たちで、 長くつきあってきたファンは、彼らの気質を知ってるから、あまり追求しないんだな。 彼らはミッシェルが好きだから、終わるんだ。そう思うことにする。 *** 燃え尽きた、という表現はよく使われる。 けれど実際、ほんとうにきれいに燃え尽きるのは難しいのではないだろうか。 中途半端に燃え残っていたら後悔が生まれる。 次に行っても、「あのときこうしていればよかったかも…」と未練がましいものが残る。 彼らは、今持ってるものをすべて燃やし尽くそうとしてるのかもしれない。 何ひとつ残らないように。 きれいに燃やして、真っ白い灰だけを残して、 すっきりした透明な気分だけを抱いてその先へ行こうとしてるのかもしれない。 ただの印象だけど。 音人の青木氏もかなりのロマンティストとお見受けしたが、 こんな文学的表現をしたくなるような、ドラマティックなバンドなんだ、ミッシェルは。 *** この1ヶ月、脇目も振らずミッシェルだけを見つめてきた。 勢いで仙台まで行ったけれど後悔はない。 仙台で彼らを見ているとき、まじりけのない透明な愛情で胸がいっぱいになった。 余計なものが全部そぎ落とされて、凝縮されて、残ったのはただ好きという気持ちだけ。 たぶん今、ほかのファンもこんな気持ちなんだろうな。 あなたたちに出会えて、よかった。 ...
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