TAKANORHYTHM...Tomoe

 

 

【更新しました】[現地より]笑うしかない。 & “LAST HEAVEN” OSAKA - 2003年09月23日(火)

【更新分、時系列で、後ろに追記しました。】

いま昼二時です。大阪市中央体育館前より。
ミッシェルアリーナ一本目、開場三時間前に来たらすでに物販始まってました。
買おうと思ってたものは全部買えた上、アリーナ限定Tなるものがあることが判明し、
また買ってしまいました(T∇T)はははっ
最後だと思って買ったTシャツは1ツアーで10種類。いつ着るんだ私!!バカバカバカッ
いまさっそく買いたてのアリーナT着ております。骸骨模様。
かっこいいんだけどロゴ入ってるからよそのライヴで着ていいものやら。
この売り上げがチバのラッキーストライク代やハイネケン代になるのだな、きっと。
ミッシェルのTシャツは種類豊富だから客の服装を見るのも楽しい。
これももうすぐ終わりなんだなあ…

ファン有志が道に布を広げてメンバー宛の寄せ書きしてたので書いてきた。THANK YOUと。
チバなら貰っても捨てかねないが(笑)これも思い出。メンバーよりファンにとっての…

グッズ売場の賑わい。当日券の列。グッズのあちこちに描かれたドクロマーク。
これももうすぐ思い出になる。
ライヴは楽しみだけどちょっと泣きそうです。

入口の表示、開演17時終演20時予定…長いな(だいたい二時間完)
まだ開場まで一時間以上あるー;;


【夜、更新】

<その後>
15時15分に友達と合流し、まったりコンビニなど行って外に座り込みミッシェル語り。
そしたら、グッズ売り場横に貼り紙発見!
「ガシャガシャ 1個100円」
はっ!これは…ミッシェル缶バッジのガシャポンだわっΣ( ̄□ ̄;)
やらなくちゃ!!
友とコンビニで両替して5個ずつ買う。
私のは同じ「ULTRA FEED BACK GROOVE」のフォント違いのが揃ったわ・・・でも嬉しい。
これもアリーナ公演限定企画のはずなので、また行こうっ

***
昨日1日悩んで決めました。
林檎ツアーファイナル、初の武道館。FCで取って宿も取って楽しみにしてたけど…
やめます!
同日のミッシェル@名古屋に行くことにしました。
やっぱり、できるだけたくさんの時間をミッシェルの4人とともに過ごしたい(><)
林檎の武道館はものすごくいい公演になるのはわかってる。けど、DVDも出るだろうし、
彼女はしばらくやめなさそうだし・・・許してねー
今日買ったアリーナ限定T(その2)を着ていざ、
TMRプログレアリーナ以来2年ぶりの名古屋レインボーホール参戦!!
音悪いぞ!駅死ぬほど混むぞ(苦笑)頑張れ、私!

***
大阪市中央体育館のアリーナは、細かく区切られた柵にぎっしりと人が立ってる。
スタンドもほぼ満員。
SEはたぶん広島とかとも同じ。ストーンズやドアーズ、あとは知らない曲。
17時10分過ぎ頃、「ゴッドファーザー愛のテーマ」とともにミッシェルメンバーが入場。
(残念、荒野の1ドル銀貨じゃない☆)
アベは黒ずくめ、チバは黒っぽいスーツに白っぽいシャツで。
(あいかわらずこの二人しか覚えてねえよ)
今日は順番的にはウエスト・キャバレー・ドライブ始まりではないかと思うが、どうか…。
低音からうなるようなイントロが響く。
ウエストだ!!

私が初めて見た、大阪城ホールのライヴ。
1曲目がこのウエスト・キャバレー・ドライブでした。
あれはもう5年も前のこと。懐かしい。ちょっと涙が出そう。

「泥沼に生えてる俺の足
 乾いた砂にはならないんだろう」

たった2行で浮かぶ鮮烈なイメージ。こんな詞はチバにしか書けるまい。
このアルバムを「黒いコールタールの海を越えていくような」みたいにたとえた人もいたか。

ウエストキャバレーの次はアッシュ。これも同じくギヤ・ブルーズの曲だ!!
「くさったまがいモノを かみ砕いた真夜中
 灰になった歌が 黒塗りをつんざいた」
ああ、かっこいい!!

続いてジプシー・サンディー。新しいぞ。今回はわりとミディアムな曲が続くな。

聞き慣れたフレーズが鳴り響く、客席から歓声が上がる!アリーナが揺れる。
「キャンディ・ハウス」!!大好きな曲だ(TдT)
「GO BACK, キャンディ・ハウス!!」客の拳が一斉に上がる。
ここ、2階スタンドだよね?すごく熱いんですけど。

チバがマラカスを出してきたのが見えた。皆が色めきたつ。
マラカスを振り下ろし、イントロが始まる。
今日は無事高音出てるようだね?
「サブリナ・ベイビー 尻尾を振って ニャオ!」(ここで皆いっしょに叫ぶ。猫の声。)
会場が熱くなってきたよー(ていうかこれ、上と同じ人の詞とは思えんな)

その他、曲順はバラバラで。
なんだかギヤの曲が多い。そして、ゆっくりめの曲が多い。
こないだの息が止まりそうな広島のセットリストとはまた違う雰囲気。
カルチャー、リリィ、G.W.Dがないしなぁ。ベイビー・スターダストもあったぞ、広島。
しかし、曲がりなりにも最新アルバムである、ノーへブンの曲が1曲もないって(笑)。

ブラック・タンバリン… ああ、な、泣いていいっすか…。嬉しいようう。
ベガス・ヒップ・グライダー… ミッシェルには珍しいよね、手拍子の入る曲。
 チバがタンバリンをシャンシャン叩いてる。たのしい。
サニー・サイド・リバー… これ実はあんまり聴いたことがない。嬉しい。
ドッグ・ウェイ… きゃあああ、イヌミチ!!これも初ライヴでやってた曲だ( ̄∇ ̄)
 もう一度聴きたかったんだー。嬉しいいい(泣)
エレクトリック・サーカス… 赤みがかったライトとともに、聞き慣れないイントロが流れる。
 これを聴くと、それまでの幸福感から一挙に現実に引き戻される…。
 「俺達に明日がないってこと はじめから そんなの わかってたよ」
 踊っていた客も静かに聴き入っている。
ゲット・アップ・ルーシー… かっこいいねえ。楽しい。
 踊ろうとしたら今までの曲とノリが違うのであった。友達が気づいた。
GT400… ゆったりした大らかな曲。聞き込んだら意外と良い。
 私の中では5月の広島で言ったチバのMC「100m道路を走っていこう」が印象的。
ヤング・ジャガー… ウエスト、イヌミチとともに聴きたかった曲(><)
 ギターが大好きなんだ。
 「スネイキン・ブーツ踏みつけて 裸足で踊りまくる」ここ、かっこいいっ
ピンヘッド・クランベリー・ダンス… そんなに好きな曲じゃない、かな(汗
 この曲のとき、背景にライトで模様を描く演出があったと思う。
 ミッシェルのライヴではライトくらいしか演出がないから、
 その分照明に力を入れるんだと聞いたことがあるが。
カーテン… 今年、Zepp Osakaで聴いた。すごくメロディが良い。
ダニー・ゴー… ウエスト、アッシュ、イヌミチと並んでギヤの曲。多くないか?
 でもいい曲なんだわ。ステージと客席を白いライトがぱっと照らして明るくなる。
 これで本編が終わりかと思ったらまだあった!?
暴かれた世界… これも最初はイマイチかと思ったがいい曲だわ。
 「パーティーは終わりにしたんだ」という一節がインパクトある。
 でも私は、「ロデオ・タンデム・ビート・スペクターが 俺の背骨を貫くだろう」って
 フレーズが好きだな。

 アルバムタイトル、ロデオ・タンデム・ビート・スペクター→亡霊 で
 サブリナ・ヘブン→天国。もう行き着いてしまった。
 チバは直感的にタイトルを決めるらしいが、サブリナが生まれた時点で、
 彼の中では終わることが決まってた、ように見える。

リボルバー・ジャンキーズ(レゲエ)… すげー盛り上がったーー。
 こんなにアリーナ会場が一体感出せるとは思えなかった( ̄∇ ̄)
 「Hey, ho! Let's go!」も揃ったなあ。すごいー。感動。
バードメン… さすがシングル曲、盛り上げる盛り上げる。
 ふと見たら逆光の中でアベの必殺・鬼のポーズが決まっていた。アベ最高!
 (ベガスでもあったんだって。気づかなかったー)
シスコ… きゃー!きゃー!!シスコー!!(もう訳わからん)

アンコール1
武蔵野エレジー(大阪エレジー)
 うわ、ウッドベースが出てきたよ!!エレジーあるよ!!
 「大阪に降る雨にうたえば さよなら告げる鐘が鳴る」
 …リボルバといい、さよならな曲ばっかりだな……。
ジェニー… 「ジェニーはどこだー!!??」
 ああもう、訳わかんない!楽しい!!(><)
 皆が拳を上げて歌っております。チバが何度もマイクを向けてる。

アンコール2
最後はこれしかない。
アベのギターが美しいリズムを刻む。客の歓声、または悲鳴。
「世界の終わり」
はい、涙ぐんでました。しょうがないじゃん。
これが終わったら、もうミッシェルは大阪のステージには帰らないと知ってたから。

チバの最後の言葉は「バイバイ」でした。ほんっと、いつもと同じ。
私が覚えているのは、「よくきたね」?と、アンコールの「サンキュー」くらい。
曲の前に「THANK YOU ROCKERS, I LOVE YOU BABY.」と言ったようにも思った。
あ、ハローも言ったの?(これMCって言わんな普通)
キュウかな、「阪神優勝おめでとうございます!」とか言ってたな…。
あと、アベが間で袖に引っ込んでたが、何だったんだろう。
(戻ってきたとき、間のコードをまたいで通るとき、足が長くてかっちょよかったー)
アベも最後に「ありがとう」言ったみたい。聞こえません…。

悲しいくらいいつも通り。
最強のセットリストとエレクトリックがなければ、いつものライヴと変わらないだろう。
皆、楽しそうに踊り歌いながら、終わりが来るのをおそれていた。
終わらなきゃいいのに。
いつまでも彼らといたいのに。

客電がついて、目の前にあらわれたステージセットのあまりの簡素さに驚く。
一般的に、アリーナでこんなシンプルなセットって珍しいかもしれない。
大阪は、今まで、巨大スクリーン使ったこともない。
(たぶん幕張には設置されると思うけど)
4人と楽器があればライヴはどこでも出来る。そんな彼らのポリシーを感じる。

終わって客出しのSEが流れ始めて、これもまたギヤ・ブルーズに入ってる、
「サタニック・ブン・ブン・ヘッド」が流れると、半数ほど残っていた客が踊る。
1階のアリーナも、2階のスタンドも踊る。
ミッシェルのメンバーはもうステージにはいないけど、大好きな曲に思いを込めて。
ミッシェルがいなくなっても、あなた達の曲が大好きだよと。

ミッシェルがいなくなれば、誰が私たちをこれほど踊らせてくれるだろう。
誰がこれほど愛させてくれるだろう。
集まった約1万人のうちものすごく多くの人が、7年分のツアーTのどれかを着ていて、
皆のミッシェルへの愛情を感じた。
帰りの電車でも、「予定より遣っちゃったよ」とツアーTを大事そうに抱えて帰る
学生風の男子がいた。
違法の出店で、ミッシェル4人のポスターを買ってる男子もいた。
今日帰ったら部屋に貼るんだろうな。

頭では限界だと納得していても、
いざ演奏を目のあたりにすると、解散が実感できない。
だって、ミッシェルより間違いなくへぼへぼであろうミュージシャンなんていっぱいいるのに。
こんなカッコいいバンドがいなくなるなんて、あまりに惜しい。残念だ。
そう思っている人が多いからこそ、彼らも、中途半端に続けることなどできないと
考えたのかもしれないが。

…もし、数年経ってまた一緒にやろうって思ったら、
インディーズでもなんでもいい、帰ってきてください。
やっぱり、好きなので。

ライヴが終わったあと、友達もやっぱり幕張に行くことに決めた。
さいわい、追加で出たチケがローソンで買えた。

最後のライヴは、入りたい人全部で見ようよ。
行ける人は全員行こうよ、幕張へ。
大好きな、ミッシェルと一緒に最後のパーティーを踊ろう。

けど、幕張の日は来ない方がいい。私たちにとっては…。
ライヴは楽しいけれど、終わりは悲しい。


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