家族進化論
Sawmen

banner

2023年06月13日(火) Read and look up2

Read and look up2
(1) "Repeat after me"
1語単位,句単位,文単位で丁寧に読ませます。
抑揚などの確認もここでします。
これが十分でないと,音読はかえって,自己流の間違った読みを支援してしまう結果になってしまいます。

(2) フレーズ単位から文単位の段階を踏んだ "Shadowing"
(1)のあと,教科書付属のCDにフレーズごとにポーズの入ったナレーションがあれば好都合ですが,
1本文を見ながら,CDナレーションを追いかけて読みます。
2フレーズ間,文と文の間のポーズはしっかり取らせます。

(3) フレーズ単位,文単位の"Read and Look up"
生徒は(2)のあとで,これを行います。

1ナレーションをテキストを見ながら聞き,
2次にテキストを見ず,視線を上げて,再度フレーズを繰り返し読みます。
3フレーズ単位のRead and Look upに慣れたら,文単位で行います。


これは効果絶大で,オウム返しの読みから,記憶を経由して能動的に発話するようになることで,音声の英文が体内に浸透する感覚を味わえます。

(4) 「WPM(1分あたりに読める語数)測定」を目的としたレッスン全体音読
(1)から(3)を行った後に,
英語らしい抑揚,区切りをきちんとつけながら,
1課全体を読み,
2かかった時間(秒)を測定します。
3WPM=(全体語数×60÷かかった秒数)で計算し,グラフに残す作業を続けます。
(最終目標は約180 WPM)
41年間約12課を続けると,平均して140〜160 WPMにまで数値が伸びるようになります。
なぜか,音読の声量も課を重ねる毎に大きくなる傾向があります。
グラフで右肩上がりの折れ線を見ると,生徒たちはやる気になります。

(5) 「なりきり音読」
特定の立場,人物になりきって朗読する活動です。例えば「ニュースキャスター」や「オーソンウェルズ」,また読み伝えの対象を「目上に対して」「子どもに対して」等々,各課の題材などを考慮しながら選定し,活動させます。この活動をすると,各自自分の日本語的発音から脱出する機会が得られ,抑揚のある音読になりやすくなります。

(6) 「音読提出課題」
学期に1回ずつ程度,自分の選んだ課の音読を録音し,提出させる活動です。AETが聴いて,3段階や5段階で,音読奨励のフィードバックをします。
Teams録音
iPad録音


 ←潜水  目次  未来→


創 [MAIL] [TWITTER]

My追加