家族進化論
Sawmen

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2023年06月12日(月) 引用

応用行動分析では「死人テスト」という考え方があります。

「死人にもできることは行動とは言えない」という考え方です。

例えば「廊下を走らない」は死人にもできます。
しかし「廊下を歩く」は死人にはできません。
死人にもできる「廊下を走らない」は
行動目標にするべきではありません



「廊下を走らない」は「行動」ではないからです。
「廊下を歩く」は「行動」です。
そのため「廊下を歩く」は行動目標として成立します。
では「教室で静かにする」は行動と言えるでしょうか?
これは、行動とは言えません。
なぜなら「教室で静かにする」は死人にもできるからです

子どもに指示する時は、死人でもできる
「教室で静かにする」を、
死人にはできない「教室で読書をする」等に変換する必要があります。

「教室で静かにしなさい」だけでは
何をどうしていいか分からないお子さんが一定数います。
だから指示をする時は、
死人にはできない行動で示す必要があります


→ 例えば「お喋りをしない」は行動と言えるのか。これは死人にもできますので行動とは言えません。したがって「お喋りをしません」という指示は得策ではありません。それよりも「先生の声が聞こえる人は黙って手を挙げます」の方が子どもには通りやすいです。死人にはできない行為だからです→

信先: @81I6VVboj7h2Bqyさん
→ 例えば「大きな声は出しません」は行動でしょうか?行動ではありません。大きな声を出さないことは死人にもできるからです。「この位の声の大きさで喋るんですよ」と、死人にはできない行為で教師自身がやって見せて、実際に子ども達にもやらせた方が、発達に課題がある子にも指示が通ります(終)


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