| 2018年01月04日(木) |
immersion program |
具体的なアクション ☆ウォークマンでLesson8の練習をする ☆CDにもOW焼き付ける ☆DUALSCOPEの内容を精選して、ABへ移行する
拙くても自分の言葉で。2018
(大藪先生のメルマガより引用)
実はこの「関係性の欲求」はカナダの言語教育政策(immersion program)がベ ースにあります。
ご存じの通りカナダは英語とフランス語が公用語となっています。しかしなが らこの二つの言語を巡ってこれまで争いが絶えませんでした。また現在もケベッ ク州ではそのことが大きな問題となっています。
20数年前、僕の妹がカナダに住んでいた時期があり、そのおかげで僕もカナダ に格安で行くことができました(ホテル代がいりませんからね(笑))。妹が住ん でいた地区は西海岸だったのでそうでもなかったのですが、東海岸に近づくにつ れフランス語との対立を耳にするようになりました。
二つの言語の対立は国の根幹を揺るがしかねない問題です。ですので何とか融 和を図りたい、そしてフランス語を公用語とする地区に住む英語を母国語とする 親にとって、子どもにはフランス語を習得して欲しいという思いが重なりイマー ジョンプログラムが開始されました。
イマージョンプログラムの詳細は紙幅の関係で今回は説明を省かせてもらいま すが、各国で言語習得だけでなく他の教科についても良い効果があることが報告 されています。
ではなぜイマージョンプログラムを受けた生徒たちは効果的に第二言語を習得 できたのでしょう?
あくまで私見ですが、これには二つの理由があると思います。
一つは「必要性」の問題です。
戦後最も効果を上げたと言われる言語教育政策に第二次世界大戦中アメリカで 行われたASTP(Army Specialized Training Program)があります。その名の通り 軍事的な教育です。言い換えれば目標言語の習得が自分の命に関わる教育です。 ですから生徒たちのやる気が格段に高く短期間で目標言語を習得したそうです。 怖い先生が成績を上げることができるのも同じ要因かもしれません(笑)。
イマージョンプログラムを受けている生徒たちもASTPほどではないですが、生 活や職業に関わる問題なのでやる気があると思われます。それがイマージョンプ ログラムが成功した一因ではないでしょうか。
もう一つの要因が「関係性の欲求」です。
目標言語を使っている人、あるいは目標言語の文化に対して親しみ、尊敬、憧 れなどを抱かせ、そのことによって目標言語を学びたいと思わせるのです。ケベ ックでのイマージョンプログラムがうまくいった背景にはそういった要因がある のです。
日本でも看板や映画のタイトルなどやたら英語で表記してあるでしょ。今僕は 外出先でこのメルマガ(これもカタカナ英語ですね)を書いているのですが、周 りは英語やカタカナ英語だらけです。みんな英語を使えるようになりたいって思 いはあるんですよ。
じゃあその思いを増幅させるにはどうしたらいいのでしょう?
そうです。生徒の一番身近で英語を使う人、英語教師がその役目を果たせばい いのです。
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