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2006年10月09日(月) ダラ文


 「書いてよ」と言ってもらえる。
 そうだよね。
 それがいつになるかわからないけど、後で読み返して「あの時、こう思ったんだったっけ」って思いだせるキッカケになるようなものがあるのも、またいいかもしれないね。
 それがもう二度とサイトも開かなければ、七虹という言葉さけ聴きたくもない展開になったとしても、そんな時期もとっくに過ぎて感情さえ薄れてしまったとしても、どこかに証があるのもいいかもしれないね。




 そうは言っても、自分では滅多に読み返すことなんて無いんだ。
 それは書いている途中も、アップする段階になっても、アップした後でさえ殆ど無い。だからその時に思ったことの半分も、いやいやもしかすると思ったこととは全く違う方向の流れになっているのかさえも、確かめずに垂れ流し続けている。
 それこそ初歩的なミスの誤字脱字だってそのまま晒してしまってる。
 もしかするとそういうのは読んでくれている人に、とっても失礼な態度なのかもしれないけど、読むor読まないもサイトを開いた人が決めることだから「まっいいっか」で済ませてしまってる。
 どうしても読んで欲しいんだよ!な文章だったら、もう少し真面目な構えで書き出すのかな。
 ほら、社内報を書かなくちゃいけない状況みたいに、中らず障らずな文章でいながら最後のほうにチラッとだけその時の報告を書き出すみたいにさ。




 この間、友だちがこんな話をしたよ。

 喫茶店に毛の生えたようなカフェバーで。
 サッカーの試合時は大画面でそれを流し、普段は洋画を流しているスクリーンに、その時はTV番組が流れていた。
 進行役の女性キャスター、脇にはナンチャラ評論家が居て、インターネットについて語っている番組だった。

『インターネットに個人サイトを開設して、そのコンテンツのひとつに「日記」を置いている人の数の多いこと。最近では難しい知識も必要とせずに、無料でblogというものも作れる簡単さから、日々書き綴る「日記」をネットで公開している人口も凄い数でに増えている』なんていう話しだった。

 それを観ていた友だちが「不特定多数の人に向かって個人の日記を晒すのって、どんな感情からなんだろう?昼間は真面目な人を装っているけれど、本心はこんなにもドロドロしているんだよ。そんな一面を誰か−それは身近な知人じゃなくて−に知って欲しいとか、理解されたいとか、その部分で共感を得たいからとか、対リアルとしてじゃない不明な部分で誰かと繋がっていたいからとか、そんな気持ちからなのかな?」って訊いてきた。
 そう訊かれても、正直わたしには分からなかった。
 そんな難しいことを考えてたら、ダラダラと7年も8年も続けてないよとは言えなかったよ。

 でもね、友だちが言うようなことを思いながら、内容は別としても根っこにはそういう気持ちで日々書き綴っている人も居るかもしれない。きっとその人たちは、わたしとは比べ物にならないぐらいの思い入れが文にあるかもしれないって、ちょっとだけ想像してみた。

 「わたしもね、ダラ作文をやってたりするよ」と友だちに言ったのだけど「あんたみたいな面倒臭がりが、そんなことをするわけが無いじゃない。興味で始めたからって三日も続かない」と流されたよ。




 ぁ、ちょっと待った!
 こんなことを書いていてなんですが、こんなところでもわたしなりには思い入れがありますですよ、はい。


香月七虹 |HomePage