きまぐれがき
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2006年11月18日(土) 物忘れ

書類に義父の名前を記入する段になって、ペンが止まった。
どうしても漢字を思い出せないのだ。
名前は言えるのだから、つぎつぎに思いつく漢字を傍にあった
新聞の折込広告の余白に書いてみた。
どれも違う。。違うということは分かる。

この間は従姉妹の苗字が思い出せなかった。
小豆に教えてもらっても、「へぇ〜あのうちそんな苗字だった?」
初めて知ったような気分となった。

昨日は、新しく開設した銀行口座の暗証番号を私の誕生日にし
たつもりだったのが、帰宅して考えてみたらまったく係わりのな
い数字4桁だった。
どこからこの数字は導き出されたのだというような。

林真理子のエッセイで、友人が婿入りしてきた夫の旧姓を忘れて
しまって、そっと夫の実家の表札を見に行ったというエピソードを
読んだ時には、まさか自分の夫の旧姓なんぞを忘れるか!?
本当か?と疑わしく思ったものだ。

その時から10数年、私にも、物忘れがヒタヒタと忍び寄っていた。
愕然。






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