きまぐれがき
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2004年01月10日(土) お正月もおしまい!

松もとれ、慌ただしい日常が戻って来た。
お正月のためだけに使ったお重箱や来客用の食器、飾り物の
羽子板などを片付ける。
今年も出しただけで、誰もしたがらなかった百人一首も片付ける。
最後に札を並べたのは、何時だったか思い出せもしない遠い昔だ。

幼い頃からずっと変わらずに好きで、この札だけは人にとられたく
ないと闘志に燃えた

  君がため春の野にいでて若菜つむ わが衣手に雪はふりつつ

の歌は、小雪が舞う日には今でも必ず思い出すというのに。



 

お遊び用羽子板。
お正月に限らず、この羽子板で遊ぶのが我が家ではちょっとした
ブームになっている。
羽根というのが、そこそこ向こうに飛んで行ったとみえて、己の
足元にふんわりと落ちたりして、スピード感に慣れてしまっている
我々には、調子が狂ってしまうなんとも御し難い代物なのだ。

着物を着ていた時代では、まとわりつく裾や袖元をふり切りながらも、
ある程度制約されてしまう動きにかなった遊びだったのだろう。
カ〜ンカ〜ンと羽根突きの音がのどかで、郷愁を誘われていいんだな〜

さっき松もとれと書いたけれど、この松とはお正月飾りの門松の
ことですよね? ああ無知。
そういえば私が子供の頃には、門松をたてた家が結構あった。
最近では、たまに可愛い鉢植えのミニ門松を見掛けはするが、
植木職人さんが設えたような重厚なものは、マンションの
エントランスで見たことがあったぐらいで、普通の民家では
とんと見ることがなくなってしまった。
ニュータウンのこの辺りの住宅では皆無だ。
だいたいプロバンス風、ヴィクトリア風、スペイン風...
もろもろの今風住宅には合いっこないしね。

そのかわり、お花や動物たちの絵柄をほどこしたトールペイントの
Welcomeボードが1年中門扉にぶら下がっていたりして、これも時代の
移り変わりとはいえ、なんかだんだん子供っぽくなって来ないか?
あの方たち(ヤ○○ですね〜)の組事務所には、立派な門松が
飾られていそうだが、どうなのでしょうね〜?



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