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2009年12月31日(木) 大晦日



 今年は蕎麦の出来が悪く、商売に障ると複数の蕎麦店主から聞いた。毎年大晦日に年越しの蕎麦を打っている。そういえば信州から送ってもらった蕎麦粉も値が少し上がっていた。今年の蕎麦は水回しがよくなかったのか、15センチくらいにしかつながら無かった。つなぎの小麦粉を入れないのが習慣となっているが蕎麦を捏ねて延ばして折り畳み、切る。ところが折り畳んだ所から切れる。久しくなかった事だ。
味には別状はなく美味しくいただいたが、こんな事はいままでなかった。初心者の頃には全くつながらない事が一度だけあって、今から思えばもったいない事だったけれど、腹を立てて捨ててしまった事があったそれ以来の事だ。

 日本もこの蕎麦のように、バラバラになってしまう予感を覚へ、ちょっと寒気がした。除夜の鐘を聞きながらスペインのCAVA、龍馬の故郷の米を*永田農法で作ったと称する酒とでそばを食べながら静かに過ごした。



*永田農法…永田照喜治(1926年 - )が創始した農法。現在の農法と違って必要最小限の水と肥料で作物を育てることが特色であり、「断食農法」、「スパルタ農法」、「緑健農法」、「ルーツ農法」などの呼び名がある。


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