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2002年06月06日(木) 幻の逆転ゴール



 昨夜、日本ベルギー戦の最中、いつものブラッスリー、ブションで立ち飲みしていた。いつもなら、この時間、不況にもかかわらず、ここは盛況なのだ。しかし、一組のカップルと、いつも来ている常連の客一人以外はだれも来ない。がらがらなのだ。サッカーは好きだが、自分の時間を潰してまでテレビにかじりつくほどではない。カウンターに肩肘ついたままぼんやりしている方をとる。心なしか、二条通りの車も少ない気がした。
音楽もなく、戸も開け放しのこのブラッスリーは、走り去る車の音、話しながら、通り過ぎる人達の気配が伝わってくる。内と外の境界が無く、つながっている。だから何時間いても疲れない。

 家に帰ってから、サッカーは引き分けだったと聞いた。最後逆転の幻のゴールはファールだったためだという。最後のゴールの事をいろいろ聞いている内に、これは「金髪」のせいだと思った。
どうしてかというと、いろいろな情報をあわせてみると、それまでとっていなかったファールを時間寸前にとったという。サッカーの審判で有名な日本人審判員の一人が、「審判員もミスをする」「もし、当地で審判していて、迷ったなら、とっさに審判員はそこのチームの肩をもつ判断をする」ということを言っていた。

 ファールを最後の三点目ゴールの直前に出したコスタリカの審判員は、どうも、瞬間的に日本人側とベルギー側がどっちか迷ったらしい。わかりやすく言うと、本人はベルギー側がファールしたと思ったふしがあるというのだ。
ここからは、勝手な推理。そうだろう。一瞬の判断をしなければならないときに、例えば、選手が後ろ向きだった場合、無意識で髪の毛が目に映らないか?最後の幻のゴールをいれた選手をはじめ、殆ど全員に黒髪がいない。これでは、審判、とっさに迷った時には開催国の肩を持とうにも、瞬時のことで判断出来なかったのかもしれない…。
 少し遅れて始まった韓国の試合は、一人目立った茶髪がいた他は、普通の黒髪だったのはやっぱりナショナリズムの世界一強い国韓国だなぁと感心した。おまけに、その茶髪は日本で活躍している選手らしい(未確認)。阪神戦同様、あんまり客がうるさいので、途中でみるのやめてしまった。

 ま、どちらにしても、世にサッカーに興味があまり無い人も一杯いるのだ。全国民が同じように関心があるかのごとくに、新聞の一面トップに出すのは優勝したときだけにしてくれ。そのために、各社スポーツ新聞、もしくはスポーツ欄があるんだから。










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