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お気楽人間の日々徒然。

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2004年01月09日(金) ボーカルタカシ。

昨夜、ふかまっちとバンド話をしていて
色んな歌を歌うといいよという話題から「自分の歌声」という話題になった。

変なクセをつけたりアクの強いことをするつもりは毛頭ないけど、
私は「これ」と言える「自分の歌声」が欲しい。
いや、もちろん実力は分かってますからシロウトで目指せる程度のレベルでの
話ではありますけど・・・・

なので、ふかまっちと話していた時に

「いろんな歌を歌って、自分の歌声を録って確認しているとね、
あーこんな風に聞こえてるんだとか、分かるんだよね。うわーやだなーとか。
でね、ずっとそれをやっていると『いつも自分はここでこういう風な歌い方を
するなぁ』とか、ちょっとずつ自分の特徴が分かってくるんだよね。」

と言われ「まさに、いまそれが分からないところだったんですよ!」と鼻息荒く詰め寄ってしまった。^^;

のぺっとした抑揚のない声になりがちな私の歌声。
ともすれば、すぐフラットしたり。バンド練習の録音を聴くといつも落ち込む。^^;

歌い込みは当然というか必須だけど、
いろんな歌を歌って自分で自分の声をしっかり聴いて、研究してみよかな。
ふかまっちには沢山の日本の歌を教えてもらったので、好きなとこから
やっていこう。絶対「これ」という答えなんか出ることのない作業だけど。

そして最後にふかまっちは「やっぱね、自分(の声)を好きにならないとダメだよ。」と言った。

ウチのバンドがかかげている「自己愛」はあながち間違っていないのかもと再確認した夜だった(笑)。

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にしても、本日クタクタ。
気づけばこのところずっと平均睡眠時間3時間。

今日は高円寺行きをもくろんでいたのだが、この状態であの爆音のさなかは厳しいかな。
などと思っていたら、マルディグラでは古川奈都子さんが演るではないか!

今日はニューオリンズジャズナイトに路線変更決定。

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ということで、行ってまいりました、マルディグラ。
動員4名(笑)。でも、めいめいが思い思いの場所で気持ちの良い音楽に耽る
とても気持ちの良い空間でした。

古川奈都子さんのニューオリンズナイト。
彼女の人生のパートナーでもあるサックスの海付豊さんと二人でのライブ。

朗らかな彼女のMCと共に繰り広げられるライブは、
古いジャズやブルースがメインだがそれだけでなくポップスも交えつつ。

「黒人の人たちはどうしてこういうツライ状況を明るいメロディーで、
笑い飛ばすように演奏するのか、とても私は昔から好きであり、感心してしまう」と紹介して演奏したのは「Hard Times」という南條SOULBANDでもおなじみの曲。
更には「Mercy, Mercy, Mercy」までも。

こんな形で馴染みの音に出会えて嬉しい気分だ。

ライブの休憩中に奈都子さんと、
私の隣に座っていたオジサン(知らない人です(笑))と3人でとりとめもなく話す。
オジサンは長年の奈都子さんのファンらしく、今度どこそこでやるライブは
おすすめだよー。酒が旨くなるんだよ。と終始ゴキゲンな会話。
三宿近くにお住まいの、自衛隊の病院で研究しているお方だそうで。

しかしまぁ気持ちの良いライブ。
あまりにも気持ちよくて睡魔が襲われるほど。まぁ寝不足もあるのですが。^^;

んで・・・気づけば隣のおぢさまてば・・・いびきをかいて寝ていました(笑)。

私は古川さんのパンチのあるピアノと、伸びやかな歌声が大好きだ。
ほんわりとした面持ちと人柄とは少し違って見えるライブの彼女。
しゃんと背筋を伸ばして、海付さんとソロ回しの合図を取りながら
がんがん弾き、歌う姿は、実に清々しくかっちょいいのだ。

なんと、2月はもしかするとMITCHのライブに出演するかもとのこと。
MITCHはかつてBlack Bottom Brass Bandの一員だったが、
単身ニューオリンズに修行に行き脱退。
気づけばこんな映画に出ていたりするのだが、
トランペットと歌の味わいが何ともいえない気のいい兄ちゃんだ。

この人のライブは最高に盛り上がる。そこに古川さんも出るとなると
行かないわけにはいかないだろう。

まだスケジュール調整中ということなので、確定ではないが
決まったら教えるからね。と約束していただき、マルディグラを後にした。

見上げると、そこには薄い雲にうかぶ綺麗な月。
お酒に上気した頬を冷たい空気で冷やしながら帰路についた。


紗璃 |MAILHomePage