|
お気楽人間の日々徒然。
日記の目次へ|過去|進む
斎藤誠さんの20周年記念公演、 「斎藤誠と渋谷公会堂」に行ってきた。
音のひとつひとつがじんわりと優しく体に浸透してくる。 20年近くずっと一緒にやってきた仲間と一緒に 音を紡ぎ出す誠さんの姿はそれはとても素敵で そしてその音はどこまでも優しくて。
客席とステージが一体となって誠さんの20周年を噛み締めるような、 そんなステージだった。
どの音一つとっても最高。 むしろ「最高」なんて言葉が陳腐に感じられるくらい。
たぶんこの人たちが音楽をやっている限り 私は聴きつづけるだろう。いや、そういう自分でありたい。 終演後、そう切に願う自分がいた。
客席を立って出口へ向かう人の中、ふと目にした忘れられない光景。 ライブは終わり、Waltz In Blueの曲がやさしくかかる祭りの後のような明るくなった会場で じっと座り、まるで映画のエンドロールまでも楽しむかの様な一人の男性の姿。 曲の終了と共に「・・・よし。^^」と長い手足を伸ばして席を立った姿。
南條さん、あなたは、なんて素敵な人なんでしょう。
|