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お気楽人間の日々徒然。
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| 2001年10月24日(水) |
World Hits!? of Southern All Stars |
関口ムク氏の新譜を聴いた。
このところ、
「関口氏のソロすなわちウクレレもの」
みたいな図式が固まりつつあったところを、見事に打ち破る (と言っても本人はただやりたいことをやっただけだろうが)セルフカバー。
常々、サザンがセルフカバーを出すとしたら、 メンバーの中で関口氏が一番面白い事やるだろうなと思っていたので かなり楽しみだった。
色んなアーティストが集まってワイワイと音遊びをしている様な楽しさ。 関口氏の楽曲への味付けの仕方。 単なるカバーではなく、「再構築」というコンセプト。
その真骨頂とも言えるのが「HOTEL PACIFIC」だろう。 ラテンのエッセンスに昭和歌謡的な要素が濃縮還元されたムード、 そして玲葉奈の不良っぽいボーカル。
桑田氏の楽曲なくしてこの曲は生まれ得ないのだが・・・、 ゴメン、私こっちの方が好き(笑)。っつーか、大好き(笑)。
まぁ、原曲を聴いたら聴いたで私の血は騒ぐし、 一概に両曲を同列に並べて比べてはいけないのだが。
個人的なお気に入りは、「真夏の果実」「涙のキッス」あたりかな。 「真夏の果実」は、ただただ切ない。 「涙のキッス」は、女性ボーカルのつまらなそうな歌い方がとても可愛くて、 心地よくハマっている。
すっかり姿を変えてしまった「Big Star Blues」も好きだ。
このアルバムには全曲ウクレレが入ってる。 もう、「おっさん、こんな曲にまでウクレレ入れやがって・・・しつこいっちゅうねん(笑)!」って 小一時間ツッコミたくなるぐらい(笑)。
でも、だからと言ってこのアルバムは決して「ウクレレアルバム」ではない。
SWITCHという雑誌の記事に関口氏のインタビューが掲載されていた。 その中で関口氏は、 「そろそろ「〜とウクレレ」とか「ウクレレ〜」みたいなアルバムタイトルのものとしてではなく、 色んな楽器のひとつとしてウクレレを扱いたい。」というような事を言ってて、なるほどな。と思った。 (正確じゃない部分は後日訂正します。)
やっぱりというか・・・・ほんとにこの人はウクレレが大好きなんだな。と思う一言だった。
ほんとに素敵なアルバムだ。
家でまったりしたい時、聴きたくなるし、 お出かけの時、つれて歩きたくなる。
そんなアルバムなのだ。
そして最後に・・・「希望の轍」をあんな風に変えてしまうノアルイズ・マーロンタイツは偉大だ(笑)!
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