どうも梨奈に移されたらしい。梨奈用に買った風邪薬を少し拝借して飲んで、また寝た。風邪薬はどろっとした液体で甘い。容器は子供が開けられないようにふたを回しても空回りすることになっている。
しばらくすると梨奈が寝室に来た。風邪薬が手足、シャツについている。え?風邪薬の容器をを開けたんだ、とリビングに行くと、床がぬれている。あらぁぁぁ。ほとんど風邪薬はこぼれいていた。梨奈をバスルームに連れて行き、シャワーを浴びさせる。それから床をそうじする。きれいな赤の薬だが、床のカーペットが濃い目の茶色なのであまり目立たない。 少し残った風邪薬を梨奈にも飲ませる。小さいカップがついていて、喜んで飲んでる。飲むようになってよかった。
午後もお昼寝をしたりと休息に徹する。4時ごろドアをたたく音がした。外を除いてみると、ネッドが立っていた。ドアを開けると「電話をしたんだけど通じなくて。電話番号変わった?」と聞かれ、「変えてないです」。
ネッドからの手紙の翻訳の依頼だった。ネッドはこの町から少し離れたところにある工場の社長だ。親会社が日本にある。個人的な手紙を託されることもあって、今回もそうだった。社長自らくるというのは個人的な手紙ということもあるが、それでもタフな人だ。70代にさしかかるぐらいの年齢に見える。BMWに乗ってメーン州にある自宅から通勤している。
梨奈も風邪で鼻が出る。赤ちゃん用の鼻水を取るスポイトみたいなのがあって、これがよく取れる。梨奈もくすぐったがりながら喜んでいる。ネジャーティに「それで自分のも取ってみたら」といわれたが、私はティッシュ箱を片手に離さない。無意識にツーッと出るのはつらい。
早く寝たが梨奈はまだ起きている。ネジャーティは最近睡眠不足であるにも関わらず、遅くまでインターネットでトルコ語のニュースを見ている。電気もついているもんだから、梨奈もリビングに行って暴れているらしい。そのうちネジャーティも電気を消して添い寝をしたら眠っていた。 明日の朝、リビングを見たらどんなに散らかっているんだろう、、、。
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