2002年11月04日(月)
 『アゲイン2』 ゆず (ナビスコカップ・決勝)

平たく言って、私の目には浦和の完敗=鹿島の完勝。

勝敗の決め手はそこら中で言われているけれど経験値に他ならず
キックオフから浮き足立ってはやる気持ちを抑えられない浦和と、
それを落ち着いてしっかり受け止めてからゲームに入れた鹿島の差は
あまりにも明らかだったと思う。

特にさすがチャンピオンチームと関心したのは
不用意に飛び込んだり釣り出されたりする選手がいないこと。
いやいや・・・こしゃくな奴らだ(笑)


この日の私的うはうはポイントその1は帰って来た小笠原満男。
やっぱりいるといないじゃ大違い、連携プレーが格段と多くなり
浦和サポーターには失礼な物言いでしょうが、やっぱりパスサッカーが
オールコートマンマーク+3人サッカーに敗れるのは嫌だな、と。

浦和には早くレベルアップして貰って、いいパサーを置いて、
もっともっと高速FWたちを活かせるサッカーをみせて欲しいな。
例えばメンディエッタ+C・ロペスの頃のバレンシアみたいな
イメージなんだけど、それだったら強くて楽しそうじゃない?

うはうはポイントその2は、大好きなトゥット。
この日のデキはきっと世間ではいまいちなんだろうけれど
やっぱり私は好きだし、楽しかったな〜。

サポーターが「お前のゴールで俺たちを〜♪」って歌うと
おう、任しとけ!とばかりに突進する姿がまた印象的でした。

でも、浦和には合わないかも・・・
エメはパスくれないし(ぼそっ)
あれじゃもったいない(ぼそぼそっ)

あ、坪井よかったなー。期待大。


そしてその3は、サポーター。

ナビスコでチケット騒動なんて記憶にないことだし、
めいっぱいのわくわく感を連れて国立に詰め掛けた
初ファイナリストのサポーターたちは本当に誇らしげ、
試合が始まってからも、傍目にはそんな騒ぐほどのことじゃないだろ
って感じてしまうような些細なプレーで一喜一憂の大騒ぎをする。

それは例えば私が、ワールドカップやその予選などの
「本番」の舞台で、私の代表と共に闘っている時のように。

浦和サポーターにとって、ここが待ちに待った
舞台なのだということがひしひしと伝わってくる。
愛するチームを持っている彼らが、私はうらやましかった。

片や鹿島のサポーターも、相手の方が優勢(数で)だと
ムキになる傾向があるので、いつもよりいいサポートができていたし
サポーターにも経験値の差はあったかな〜・・・
勝負所を知ってるとゆーか、落ち着いてる。

そう、浦和は初のファイナリストだったんだもの。
福田が言っていた「10割じゃ虫が良すぎる」って言葉に集約されている。
そして、鹿島だって最初からチャンピオンチームだった訳じゃないんだ。

ご存知の通り私はジーコが大好きだったので、
J初年度はサポーターと言っていい程鹿島の応援に行った。

リーグ戦と呼ぶにはあまりに少ない試合数なので
勢いでチャンピオンシップ出場権を獲得(苦笑)
天皇杯でも決勝までコマを進めた。

でも決勝では、無理に点を取りに行って延長戦で大量失点負け、
チャンピオンシップでも、経験値で勝るヴェルディに惨敗。
唯一高い経験値を持つジーコは空回りする場面が目立ち、
最後にはボールを唾を吐き掛けてピッチを去った。

美しいシュートを決めて、ゴールネットの中のボールを
拾い上げ口付けたジーコを愛していた私には信じられない姿だった。。。


で、まぁそんなことがあって、今がある。


浦和には「僕と共にいこう」
そう思ってるひとがこんなにも付いているんだもの。
またこの舞台目指して。何度でも。


それにしても、久々にびっしり詰まった国立。
しゅうさんは「気持ちいい程入ってるねー!」と言ったけど、
そりゃ満員の国立はうれしいんだけれど、

向こうサイドの観客席をじーっとみていたら
きれいに列はそろいつつ座高なんかのせいでバラけてて
なんかとうもろこしみたいで、私はちょっと気持ち悪かったっす・・・



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