乗り場の行列の先は ご年配の杖をついたご夫婦。 動きがスローで、荷物も大きく、タクシー案内係の制服姿の 若いお兄ちゃんが、運んで手伝っている。
その後ろの40代のサラリーマン男性、さも忙しそうに 次に入ってきたタクシーに先に乗り込もうとする。
案内係のお兄ちゃん むっとして 順番ですから!と 制止。 タクシーの運転手さんも サラリーマン男性にはドアを開けない。
誰がどう見ても サラリーマン男性が悪い。 彼にも親はいるだろうに。
足腰の弱った老夫婦の姿は 自分の故郷の親と重ねてみえる。 私ぐらいの年になると、みんなそうだと思う。
商談に遅れそうだからって 老夫婦を押しのけて仕事がうまくいったら、 なんの商売であれ それは誠意あるビジネスとは言えないのでは・・・
それとも、あの男性は、自分の親といい関係を 築けなかったそういう生い立ちなのでしょうか・・・
などと 想像を巡らしてしまいました。
かけあし東京、寒かった。
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