TALES OF ROSES

2006年08月23日(水) 漫画家の本音、その2


コミック界も含め世の中が大きく変わってきたのが 1995年前後かな。




ブックオフが 盛岡にも台頭してきた。

ブック○○。ブック××。似たような店名で あちこちに乱立し始めた。

最初は、面白がって子供を連れてブラブラしにいったものだが。

久々に会った編集長とその話をしたら 眉をひそめてこう言われた。


「あれはねえ、我々にも作家にも一円も 入らないんですよ。

 一円も!ですよ。」


漫画本一冊、

その定価は 作家、出版社、販売、取次店、書店、運送会社、

だいたいこの間で取り分が 細かく決められている。

出版社は、次々膨大な量の本を出し、その中には、大ヒット作も生まれ、

それでこの業界は潤う仕組みになっている。


新古書店は、全額一人丸儲けになっているから、それであんなに急成長を

遂げられたわけだ。



その話を 聞くまでもなく、 私は新古書店には行かなくなっていた。


なぜか店内にいると 頭痛がし、吐き気を催してくるのだ。


ブックオフに並んだコミックの背表紙は
 

消えていった膨大な数の漫画家達の 墓標そのものだ、と

やがて 気が付いた。




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