「わたしコレーー!」
何人かとお昼を食べることになりました。 いろんな種類のお弁当を買って、どれかを選ぶことになりました。
「あたしコレーーー!」と一番先に選ぶ人。 「好きなの選んでいいよ、わたしはどれでも大丈夫だよ」と言う人。
さぁ、あなたはどちらでしょう。
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先日のランチで、そういう話になった。
わたしは「どれでもいいよ」と言う人だ。 基本的に好き嫌いがないし、食べたいものがある人はそれを選べばいい。 どうしてもダメなものは、「これダメだー」とはっきり言える。 嫌いなものなのに無理してまで食べようとは思わない。 「言えない」んじゃない。「言わない」わけでもない。 食べたいものがある人が、食べたいものを食べればいいと思うだけ。
でも「あたしコレーー!」と言える人を羨ましく思ったこともある。 でもそれは、そういう人になりたい…とかではなくて、何も考えずに、 思ったことをすぐ口にできる人であったり(褒め言葉だよ)、その場を そういう明るさで和ませたり、自分にはないものを持った人と思うから。
すると。
「でもみちよさん、それが楽なんでしょう?」
そう言われた。
そう。そうなんだ。楽なんだ。
「わたしコレーーー!」と言おうと思えば言える。 でもわたしは、自分の意見を通すより、「どれでもいいよ(^-^)」と言う ほうが楽なんだ。そういう性格なんだ。 でも心の中で羨んでいたりもする。 「わたしコレーーー!」と物怖じせずに言える性格になりたいと思う 気持ちもある。
すると。彼女はこう言った。
わたしの友達にもみちよさんタイプの人がいてね。 「わたしこれーー!」と言えない人でね。 でもダンナさんには、「わたしコレ☆」と言えるんだって。 普段は「どれでもいいよ」って言ってても、たった1人でも「わたしコレ☆」と 言える人ができて、気持ち的にすごく楽になったって言ってたよ。
みっちゃん、これ聞いて、迂闊にも涙。
あー。 最近ぽっかり穴が開いているみたいだなーと思っていたのはソレだったか。 楽しいことてんこ盛りだし、友達もたくさんできたけど、足りない何か。 ダンナじゃなくていい。女性だっていい。 わたしが無防備になれる場所が欲しかったんだーって。
ストンと何かが落ちた気がした。
あなたは「わたしコレーー!」と、誰かにちゃんと言えてますか?
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