本読みの野望。
本を読む時間がとれない。 仕事が忙しいわけではなく、何となく何となく気ぜわしい。
よって、未読の山。>読めてない本が、部屋に20冊はある。 読めてないのに、欲しい本があると買ってしまうからだ。 だから本屋さんには行かない。行かないようにしてる。
でもたまにブックオフなんかに寄ってしまう。 だって職場の帰り道、しかも車道側にブックオフがあるのだもの。 普通の本屋サンってのは、わたしが読みたいと思うものは大抵 今買わなくたって、ほぼいつでも手に入る。 けれどブックオフは違うのだ。欲しいなぁ、でも高いなぁと 思っていた本が、運命のめぐり合わせで半額以下で手に入るのだ。 しかも今を逃すと、もう半額では買えなくなることもしばしばだ。 なので、目当ての本を見つけると「グゎシっ!」と掴み、思わず 買ってしまうのだ。だから未読の本の約半数以上には、ブックオフ印の 値段が貼られている。わたしはなんとも貧乏臭い女なのだ。
そういう諸々の状況により最近、本屋さんで文庫本を手に取り、 「あー、これが文庫になったか」とか「これはどういう話かな?」 とあらすじをひっくり返したり、「この作家は読んだことないけど どうなんだろう」とパラパラしたりすることが皆無だ。 これで本が好きと豪語しているのだから驚きではないか。
ネットのなかった時代は、本を読みたくても情報がそれほど得られ なかった。自分の感覚、例えば装丁やあらすじ、雑誌の書評など、 そういったもので本を選んでいた。
でも今は、関東圏内に住むマダムが適当な本を勧めてくれたり、 書評中心のBlog、読んだ本の感想をニッキにしているサイトが たくさんあり、わたしはその中から自分にあいそうな匂いのものを つまみ選んで読む…というまるで寄生虫のような本読みになって しまった。これでいいのか?自分に問いかける。
答え。
これでいいのだ。>バカボンのパパの声で読むように。 だってハズレがほとんどないのだもの。 やはり大衆が面白いと言うものは、好き嫌いこそあっても、大概は 面白いのだもの。わたしは面白いものさえ読めれば、それでいいのだ。
けれど時に思う。 実際本を手にしてみてわかるインスピレーション、 自分が発掘したんだ!と思えるような作者との出会い、 本屋で必死にわたしに読むように訴えかけてる本たちの声、 そういうものを失いたくはないと。
だからこの未読の山を読破したら、自分の感性で本を選ぼう、 たぶん11月には職場の近くに、立派な図書館が開館するはず、 そのときは心の目で思う存分本を選ぼう…と心に決めているのである。
本読みの野望はキラリと眼光を閃らせて、タダの森只今建設中の 「市立図書館」へと思いを馳せているのである。
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