月とキャベツと湯気と星。vol.1
行って参りました、関東縦断3泊4日の旅! 楽しかったー。出会いと笑いと恥じらいの旅だった。むふ。
まずは行程表。
11月12日(金) 函館発最終便で東京--親友Hと密会。 11月13日(土) 新幹線--高崎--吾妻線--中之条--タクシー--伊参 11月14日(日) 1日伊参映画祭に参加。Dサイトマスターと密会。 11月15日(月) 新幹線にて東京。D&Tサイトマスターとランチ。 最終便で一路函館。
ということで始まり始まり〜。
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11月12日(金)
めっさ大騒ぎして荷造りをして、意気揚々と迎えたこの佳き日。 「そんな薄着していくの、アンタ!」というママの罵声を適当に あしらって、家から車で5分の飛行場へ。
手荷物で持ち込めるか!と思ったトランクは、一目で却下され、 機内持ち込みはならず。ヤバイぞー!もしかするとリムジンバスに 間に合わないかもしれぬ。しょっぱなからアクシデント!
実は飛行機大嫌いなミチヨ、ドキドキしながら搭乗。 「大丈夫、死ぬときはこの全員と一緒、一緒、一緒…」と念仏を 唱えるがごとく乗り込んだ。全員が運命共同体のような気持ち。
無事、羽田到着!荷物はなかなか出てこないし、リムジンバスの チケット売り場は混雑してるし、久々みっちゃん泣きたくなった。 でもなんとか間に合って、錦糸町行きのリムジンバスに乗りこむ。
なぜリムジンバスなのかというと、その降り場である「ホテル イースト21」というところが、その夜泊まる予定である親友Hの 官舎の隣だから。ヘタに電車に乗るよりもずっと良いのだ。
その「ホテルイースト21」に到着ぅ。すっげー豪華なホテル。 親友ステージママHは、満面の笑みで迎えてくれた。 そして「ちょっとミチヨ、こっちに来て」と荷物を半分持ちながら エレベーターへ。何なのっ?と思ってついて行ったら、なんと ツインの部屋をとっていてくれたのだっ!
「うちの官舎でもいいんだけどさー、たまにはこういうところで ゆっくりくつろぎたいじゃん。しかもさ、地震の影響で、うち 明日断水なのよー!(笑)」と。
たぶん1泊1万以上は確実にするホテルだけれど、こんな機会も 滅多にないので、甘えることにする。半年以上逢っていなかった ので、ベラベラと話しまくる。部屋で1時間以上も話した末、 「あのー、お腹空いたんですけどー」と切り出し、友人Hの勧める お寿司屋さんに行った。そこでも爆裂トーク。
それにしてもあいつは本当にアホだ。お金の遣い方がなっとらん! 娘に対して、お金かけまくり!
*ピアノのお稽古は某有名音大卒業のえらーーーい先生。 お月謝は5万オーヴァー。アホっ!
*次の日着てきた娘のジャケット、セオリーで54000円。 コートはセリーヌで40000円。アホっ!
*官舎のくせにグランドピアノ。サイレント機能をつけて170万円。 でも官舎で匿名の「ピアノ弾くな」文書が舞い込み、ただいま スタジオを借りて練習中。バカっ!アホっ!
携帯に録音されていた愛娘のピアノ演奏を聴いたけれど、全然 上手じゃなかった。あ。あの金の掛け方は尋常じゃない。 英語はカナダ人とテレフォン授業だそうだ。8歳の娘に!
あの程度の演奏で留学させるとか言ってるのが笑える。
もちろんそれらを全部言っても、彼女はケロリとしている。 自分達のやりたいこと、娘がやりたいことをして何が悪いと開き なおる。だけど、あの人のそういうところがいいところだと実は 思ってる。私にはできないけれど、あの人は、ああいうふうにしか 生きられないし、ああでなくちゃあの人じゃないし。 あれができなくなったらあの人じゃなくなるし。
午前3時まで語り明かした。 どちらからともなく眠りに落ちた。きっといい夢をみた。 この人とはずっとトモダチでいるだろうなと思いながら眠った。
朝!
隣の官舎から織田裕二似のダンナと愛娘がわたしに逢いにきた。 娘はやはりバレエを習わせていただけあって、痩身で足の長さが ほぼ私と同じだった。8歳のくせに。ダンナは相変わらず顔色が 悪かった。でも幸せそうな家族の図。
結局ホテルの料金は受け取ってもらえなかった。 「気持ちだから受け取って」と微笑まれたから、ありがとうと素直に言った。 新幹線のホームまで一緒に行って、さよならまたねと手を振った。 やっぱりなんだか泣きそうになった。 幸せそうな家族の図が、雑踏のなかに消えていった。
ミチヨ、キッと顔を上げる。そこには新幹線の電光掲示板。
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