ふあふあ。vol.3
最終話です。 しっかし長いなぁ。たった何時間かのことなのに。 でもまぁ、最後です。どうぞお付き合い下さい。
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ダーは疲れているみたいだった。 「電話して下さい」そうT氏に言うものの、T氏は携帯不所持者。 電話するのは私の役目になる。T氏の知り合いのお店が近くにある というので、タクシーで移動する。本当はもう寝たいんじゃないか、 迷惑なんじゃないかと不安になる。逢いたい、もっと話したい、 でも迷惑に思われるのはイヤだし、ダーは誘いを断れる人じゃない んだ。いつもみんなの要望を聞き入れようとする気配りの人だし。
躊躇しているとT氏が「加藤が電話しろよ。きっと加藤が電話すれば 出てくるよ」と言う。なので恐る恐る電話してみる。
これからT氏ともう一件行きますよ。でもお疲れでしたらゆっくり 休んで下さい。え、無理しなくていいですよ。えー、本当ですか? 本当にいいんですか?
…結局来ることになった。嬉しいよぅ(T-T) お店はジャズバーで、すごく雰囲気のあるいい店だった。 ジントニックを頼んで、T氏といろいろと話す。
携帯が鳴った。 「これからホテルを出るよ。ロビーでフィルムコミッションの人に 逢ったので、彼も連れて行きますよ」とのこと。わーー、私の携帯に ダーの着信履歴ぃーーーー!ぎゃーーーー!>感涙。
程なくダーがやってきた。私の隣に腰掛ける。 でもすごく眠そうだ。やっぱり迷惑じゃなかったのかな。
「酔いと眠気覚ましにシャワーを浴びてきたよ」彼は笑う。
ダーの目の前にはオモチャのピアノ。 店内に響き渡るジャズにあわせて、小さなピアノを弾く真似をするダー。 「監督、家でじっくり音楽を聴くことってあるんですか?」 「あー、車の中で聴くよ」「え、車運転するの??」 「そりゃするさ(笑)」「なに乗ってるんですか?」「〇〇。」 「わー、色は?…あ、待って!当ててみる!…シルバー!!!」 「違うよ(笑)」「じゃ、紺!」「そう、紺」 「なんか似合いますねー。」「そう、いい中古があってね。」 「え、中古っ?」「そう中古。」「天下の監督が?」「そう中古(笑)」
そんな他愛ない会話をしているとダーはトロ〜ンとしてきた。 時おり思い出したように「リンダリンダ」を歌いだしたり、必死に 眠気と格闘している様子。いきなりすっくと立ち上がり、身体を 捻ったりしている。相当眠い様子。みているこっちが辛い。
すると突然バッタリ寝た(笑) いつものことなので、しばし放置してみる。5分ぐらい意識を失い、 だけどムクっと起きて、「それ、なに飲んでるの?」と聞かれたので 「ジントニックです」と答えると、「俺と一緒じゃん」と言ってまた バッタリと眠りに落ちる。かなり面白い。
3時をまわったので「そろそろ帰りますか?」というと、「うん、 そうしよう」と言うので、みんなで帰ることにする。 「監督、明日起きられますか?」と聞くと、「がんばる」というので 「起こしましょうか?」というと、「うん」という。 「それじゃ9:30に電話します」「9:40にして」「わかりました」 ということで、モーニングコールの約束もしちった(。-_-。 )
私のホテルについた。今回は別々のホテル。 降りなくてもいいのに彼はわざわざタクシーを降り、わたしたちを 見送ってくれる。
もうしばらく逢えないんだなぁ…。 こんなにたくさん話せて、誰よりも誰よりも独り占めできたのに、 それでもまだ足りない。寂しいなぁ…、悲しいなぁ…と思っていたら ダーは私のほうを向き、いきなり両手を広げ、
「ハグハグ」
そう言って、私を抱きしめてくれた。 私もダーの背中にぎゅうとしがみつき、「ハグハグ」といって 抱き返した。外はしとしとと雨が降りしきり、ダーの身体もしっとり と雨粒を含んでいた。煙草のかすかな香りと、雨の匂い。 ほんの2秒ほどだったけれど、永遠に感じた。
「それじゃぁ。」と彼はタクシーに乗り込んだ。 「じゃ、またね」と言って、手を振った。
部屋についてもほよほよで、さっきの体温を反芻して、おもわず 「きゃー」と声がでたりなんかもした(笑)
前の日、3時間しか寝ていないのにもかかわらず、興奮でちっとも 眠くならずに困った。でも充実した時間を思い出しているうちに、 徐々にまどろみは深まり、ついには眠りにツイラクしたのだった…。
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ってことで、偽りは一切ゴザイマセンヨ! 朝は朝で元気に電話をしてダーを起こし、「じゃあまたね」と言って もらえたよ。行ったら迷惑かなぁ、もしかすると嫌われるかなぁと 思っていたけれど、結果ほんとうに行って良かった。
すっごい楽しかったっす。
スタッフの皆さん、いろいろ気を遣ってくれてありがとう。 T氏、いつも背中を押してくれてありがとう。 そしてこんなノロケニッキを最後まで読んでくれてありがとう。
ま、ストーカーという称号もいただいたことですし、これからも ずっとダーのことは応援していきたいと思っています。 もしコレを読んで不快に思った方がいらっしゃったらゴメンなさい。
単なる自慢なんじゃないかと思われても仕方ないのかもしれない けれど、そうじゃないとわかってください。 憧れの人と徐々に距離が縮まっていく感じが、嬉しくてたまらないの。 ただそれだけなのです。
今度は11月に逢える予定!それまでいろいろ情報を集めよう。 たくさん本を読んで、たくさん映画をみよう。 少しでも話題が増えるように。
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