「めぐりあう時間たち」でヤラレター。
消えたんです。 買っておいた「めぐりあう時間たち」の前売り券。 なぜ消えたのがずっと考えていたのですが。 札幌に遊びに行くときに、お財布のなかから出して出発したのが 大間違い。きっと母に捨てられてたんだ。 観終わった「CICAGO」の半券と一緒にしてたのが悪かった…。 こんなところにまで、母とのバトルの余波が。まったくもうっ!
ま、それはさておき「めぐりあう時間たち」を観てきました。 ポイント溜まってたのでタダだったんだけど、あれって前売りで 観てたら、リピーター1000円なんでしょっ? きぃーーーーーー!(*`Д´)ノ
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ネタバレはありませんが、まっさらの気持ちで望みたい方はサラリと流して(笑)
ってことでリピーター宣言するほど、めちゃくちゃに気に入って しまったのです。 気に入ったというより、呪縛から逃れられないという感じ。 捉えられた…のとも違う。 追われている…のとも違う。 自分ではどうしようもない目に見えない力で、あちら側へグイと 引き寄せられている感じ。いや、引き寄せられるのではないなぁ。 月の満欠け、潮のみちひき、螺旋を描いて灯に群がる蛾…。 それらのごとく自分の意思とは無関係に、あたしがこの作品に 傾倒してしてしまっているのかもしれない。 というより、完全にこの川にのみこまれたというのが正解か。
3つの時間に生きる女性たちのある一日を切り取って、時間軸を巧みに 操り、それぞれの女性の抱える心の闇や苦悩、やり場のない鬱屈を 見事なまでに完璧に描ききった作品とアタシは声を大にして言いたい。
原作を読んでいなかったのが逆によかった。 (だからこんなにも自信をもって「描ききった」と言えるのだけど^^;) でもオフィシャルサイトだけは眺めて行って、これまた良かった。
「ダロウェイ婦人」をモチーフに、どれもこれもが複雑に絡み合い、 過去ではなく、例えば未来に伏線が張られていたり、深読みすれば するほどテーマは壮大な気もするし、この世の中に生きている人間で あれば誰にでも起こり得る偶然のような気もしてくるし。 輪廻とか、時代は巡るとか、そういうのは全て時間の軸が少しだけ 悪戯を施しただけなのではないのだろうか…?とさえ思えてくる。
あぁ、いつになく哲学的なアタシ。
だって何を書いてもネタバレになりそうなので書けないし。 …なんていうのは言い訳で、本当は気持ちの整理ができていないだけ。 誰の気持ちもしっかりと掴めていない。 心痛、喪失感、空虚、孤独、自失…そういった一見トーンの低い訴え と思いきや、今あたしの心に残る唯一の存在は『魂の咆哮』だった。 みんなギリギリのところで何かを押し隠し、そしてそれを悟られない ように生きている。吐き出せるものと吐き出せないもの、そういう ものを自ら選択して生きている。吐き出せない思いは、きっと吐き 出せるものよりも重いのだ。そして渦巻くのだ。だから咆哮なのだ。
その程度が重かったり軽かったりはするけれど、たぶんアタシがこの 作品にのめりこんだ最大の理由は、そこにあると思う。 何かがリンクしたのだろうと思う。
抱えるものが存在している人には、ガツンと来るのかもしれないなぁ。
でもまるで万華鏡を覗いているみたいだったよ。 みる角度でまたクルクルと変わってゆくような。 全ては所詮、神さまの万華鏡なのではないのだろうかって。
あ、長くなっちゃった。 しかも支離滅裂だし。 でも観終わって席から立ち上がれなくなったのは久し振り。 涙ぐちょぐちょで、(≡Д≡)…こんな感じ(笑) あぁ、アカデミーはこっちの方が個人的には嬉しかった。 「CICAGO」もそりゃぁ大好きだけれど。すんごい好きだけれども。 |