贈りもの。
一年ぶりに高校時代の友人(Hちゃん)に会うことになった。 お誕生日もあったことだし、なにか簡単なプレゼントを用意しようって 思って、西武百貨店にお買い物に行く。
秋らしいスカーフもいいな、ちょっと変わったベルトもいいな、それとも 私の気に入った本がいいかな、アクセサリーもいいなぁ…。 クルマ(ちなみにまだ修理中なので代車)の中でいろいろ考える。 でもなんだかしっくりしない。もっとこうHちゃんらしい何かがあるはず。 なんだ?なんだーーー?
Hちゃんは私にいつもお土産に珈琲をもたせてくれる。 その珈琲も、何件かの珈琲屋さんを回ってくれて、本当に上質のいかにも 私好みの珈琲を数種類用意してくれるのだ。 それを思い出して、みっちーヒラメイタ!
自分では買わないけれど、どっしりずっしりした陶器のマグカップ。 秋らしく渋い色合いで、手でくるんで持っても熱が直に伝わってこなくって 漆黒の珈琲をとろとろに見せてくれるような、そんなマグカップ。 そうと決まれば話は早い!食器売り場に速攻!
でもねー、意外と和食器ってのは少ないもんだ。 湯飲みならたっくさんあるのに、なんでこう珈琲カップは少ないんだろう? ソーサーのついたのはそれなりにあるんだけど、普段に使ってもらえなさそう だから、できればマグがいいんだけど…。
よしっ!このまま丸井デパートに行くぞっ。 2軒目の丸井に向かう。 結果……バツ!×!罰! このまんまじゃ帰れねー!そーれ、もう1軒! クルマを走らせること10分、駅前のデパートに到着。食器売り場へダッシュ!
ちくしょー、なんだよー!なんでこう3店とも同じものしか置いていないん だよぉう(T_T) でもこの中じゃ「たち吉」が一番よいし、この中から 決めようって決意。ピピってくるものはなかったんだけど、よくよくみれば みるほど味がでてくるのが和食器のすごさなのかもしれない。 どれもこれも優しさと味わいがある。ひとつひとつ手にとって確かめる。 冷たい感触があるのはダメ。Hちゃんが持った図を想像できないようなものも ダメ。小さすぎるのもダメ。逆三角形のもできれば却下。
うふふ、絞られてきたぞ。残すはこの3点のみ。 ものすごく綺麗なブルーのカップ。ひび割れた感じがなんとも優しい薄桃色の カップ。生成で花をモチーフにしたこの中では一番高価なカップ。 う〜む。たっぷり15分は悩んでいた。どれもこれも彼女にあいそう。 でもこの中で一彼女が一番買わなそうで、一番彼女に似合いそうな気がした ブルーのカップに決定。ふぅ、長かった…。
私にはこうやってどうしても妥協できないものがある。 「ま、いいや、適当で」って流せるものはたくさんあるけど、「どうしても これでなきゃダメ」って思い出したら止まらないものもあるんだ。 友達のために3つもデパートをハシゴして、バカじゃないの〜?なんて 思われるかもしれないけど、自分が適当に選んだものを相手が心から喜んで くれるわけがない。大切な友達だから、彼女もまた私のためにそうやって してくれる友人だから、自然にそうなるんだろうな。 「心をこめて」ってこういうことかもしれないなんて、ちょっと思う。 (自分で言うなって感じだよね^^;)
ところで!今テレビですごいことやってるぞ! 高層ビルに飛行機が2機も突っ込んでる!ダイハード?コン・エアー? いやいや、これはホンモノの映像だーー!
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