☆なんかもう真っ白に燃え尽きましたが、ジャイブKさんから飛行機で送っていただいた、文庫版「コンビニたそがれ堂」の三校が、今夕終わりました。
最後の最後に、ちょうど長崎県(と九州北部の一部)で、ドコモの携帯電話が使えなくなるというアクシデントがあったりしましたが、FAXとPCメールと家の電話で無事にやりとり終了。担当のお嬢さんには、最後まで私が粘っちゃって、ほんと悪いことしちゃったなあと思ったのですが、でも、その分、原稿の完成度は上がりました、うん。たぶんね。
文章の細かいところを、あちこちさりげなくいじったり、書き直したりしていますので、単行本版をお持ちの方は、文庫版出版のあと(五月予定です)、比べてみたりすると楽しいかもしれません。 ちなみに文庫には、瀧晴巳先生に解説を書いていただいています。私の本にいただいたのがもったいないような、美しい文章で解説していただきました。ていうか、本人としては……作家としても作品としても、すごいほめていただいちゃって、照れる内容で。いえもちろん、嬉しいんですが。 しかししかし。読者のみなさんとか、お友達のみなさんに、(私が)「村山さん、こんなにいいひとでしたっけ?」とか、笑われたらどうしようとか〜。
帯は、猫友達の安東みきえ先生です。これがまたすごいです(笑)。へへへ。ありがとうでした。安東さん。 そして表紙は、早川司寿乃先生です。和菓子のようにはんなりと優しい柔らかい、たそがれ堂を描いていただきました。 私の後書きは、単行本の時のものに、少しだけ短い後書きがついています。
たそがれ堂というお話としては、今回の文庫版で、書き上がったような気がしています。文庫化のおかげで、こうやって完成させることができました。ジャイブ編集部のみなさまには、心から感謝しています。 ありがとうございました。
☆さて、今回、二月頃からになりますが、ポプラ社「レミ2」の原稿を書くのとまるまるかぶっていた(リアル日記読み返していて気づいたんですが、佼成出版社の絵本の文章の仕上げとか、児童文学者協会の会誌の原稿書きも一緒にやってたんだった…)ので、正直、もんのすごく、ハードでした。締め切りのばしていただいたのに、それでも大変だった。
徹夜→朝から仮眠→徹夜の昼夜逆転コースを久しぶりにやってました。これやると、仕事ははかどるんですが、体にダメージがくるんですよね。ほんと疲れました。肩はこるし、腰は痛くなるし、ノートは壊れちゃうし…。 ジャイブのKさんに今日、電話で、「この二ヶ月くらい、ずーっと走ってらっしゃいましたよね」と、優しくしみじみいっていただいて、ああそうだったなあ、と思いました。ほんと大変だったなー。 でも、もう通り過ぎてしまうと、あいまあいまの楽しかった出来事や、友人知人とのやりとりの記憶の方が、印象的ですね。不思議だな。そのときどきは、けっこう辛いとか愚痴もいったりしてたんですが。
時間とのおいかけっこは大変だったけど、作品を仕上げていくということそのものは、結局、いつもどおりに楽しかったです。 うん。作家やっててよかったーという感じ。 長い旅を終えて、トランクを下げて、家に帰ってきたような気分です。
☆今夜は、うちあげにコンビニのおでんをいただきました。セブンイレブンのおでん、大好きです。がんもどき、牛すじ、大根こんにゃく、おいしいです。食べるとあったかくて、胸がほこほこします。 狐のお兄さんがいなくても、コンビニには元気になる魔法も売っているのです。きっと。 セブンに限らず、いつも長崎や東京でお世話になってる、いろんなコンビニの店員のみなさん、ありがとうございます。お店の品と、レジのみなさんの笑顔、一言二言の会話に、いつも癒されてます。
☆<香水日記> 「仕事終わったらあけよう」と思っていた、香水ジューシークチュールの箱(段ボールごと未開封だった…)を、さっき、やっと開いて、いまはこの日記を書きながら、のんびり香を楽しんでいます。 カーデニアは入ってないはずなのに、くちなしを感じるといいますか…色とりどりの花と果物をグラス一杯に飾って、香り付けに洋酒をかけた、甘いプリンのような香りですね。 ネットの紹介とかみてると、秋冬向け、グルマン系、甘い、と紹介してあったりしますが、私はこれは、薄くつけて夏の宵に楽しみたいかも。 くちなしっぽく感じる香水はいろいろありますが、このジューシークチュールは、若いかわいらしい甘さを感じるので、けっこう使いやすいかもしれないですね。わりとさっぱりしてます。夏の果物が使ってあるから? 甘い割に品もあるし、つけすぎにだけ注意すれば、いろんな場面で楽しめそうな気がします。
☆明日は、新しいMP3プレイヤーをお供に、郵便局にいって、帰り道、残った桜でも、みにいこうかな、と思っています。 今年は桜を何回かみたのですが、あと一回くらいはみないとね♪
週末の休日が終われば、レミ2の残り半分を軽くまとめ直すお仕事が待っています。でも、レミはいったんかきあがったし、後半は急ぎの締め切り設定ではないのです。楽しんでのんびりかいちゃいます。
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