窓からの東京の夕日。 いつもの西新宿のホテルです。
ここを訪れたのは数ヶ月ぶりだったんですが、空港からのバスがホテルに近づくにつれ、胸の奥がふわふわ懐かしさではずんでくる。バスのテープのナレーションが、ホテルへの到着を告げるアナウンスになる頃には、もう、笑顔が止まらない感じで、「こんにちは」と、フロントに近寄るのももう早足になっていたり。 そしていつも通り、「いつもありがとうございます」と、笑顔で迎えてくださるホテルの方々。 安心するホテルの空気と、かすかな懐かしい匂い。 ほっとする静けさ。 帰ってきた、という思い。
たぶん、ここに滞在する日々は、私にとっては、ひとつの帰郷で、ここもまた、私の家のようなものなのでしょうね。
そしていつものように、ベルの方に荷物を部屋までもってきていただいて、笑顔ですこしお話しして(でも、むらやまさまは、常連さんなので、お部屋の説明は毎度省略モードなんですが)、お茶を入れ、荷物をほどいたりしたあと、しみじみ感じるのが、これもいつも通りの、早めのホームシック。 帰る前からのホームシック。 ずっとこのホテルに住んでいたい。
まあでも、我が家には小さな金魚たちもいるし、例によって出がけにいくなと鳴いた、ねこたちもいるし。 数日したら、いったん帰らなくてはなりません。 …十二月に、またここに戻ってくるために。
さて。今夜は、シェーラのうちあげです。 そろそろ出かける準備をしなくっちゃ。
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