ここ数日、暑さのせいで人が亡くなるニュースが多いので、きいていてとても辛いです。 お年寄りが、お布団の中で亡くなっていた、とかきくと、 「ぐあいが悪いなあ、あと少し寝ていれば元気になるかな」と思いながら亡くなってしまったのだろうか、とか、「涼しいところにいきたい。水が飲みたいけど、体が動かない」と思いながら亡くなってしまったのだろうか、とか、想像して切ないです。
お年よりは、電気をむだにしてはいけないからと、クーラーを極力使わずに、窓を開けてしのごうとしたりするから、でも、もうそんなことじゃ、暑さに耐えられないのが、いまの日本の夏ですから。 最近は、テレビでも、「クーラーは弱で夜通しつけていてください」なんていうようになりましたね。 昔は、「寝る前に二時間くらい冷やしてから寝るか、タイマーで寝付くまで冷やすようにしましょう」なんていっていたのに。
お盆で家にきた年上のいとこは、お魚を商う仕事をしているのですが、最近は、熱帯魚のような魚がとれるのだといっていました。 故郷の海ではみたこともないような、それこそ沖縄でとれるような色あざやかな魚が網にかかるらしい。 「そぎゃんとは、どうせうれんしぇんか、すつっとよ」 (そういう魚は、どうせ売れないから、捨てるんだよ)
日本はどんどん暑くなっていって、世界も地球も暑くなって。 人間の暮らしは、なかなかそれについていけない。
せつないなあ。 ただただ、切ないと思います。
|