日々の泡・あるいは魚の寝言

2007年03月13日(火) 十三日早朝

☆依頼原稿、短編一作、かきあがりました。
やったー。

三十枚って好きな枚数ですね。
キャラクターを立体的に描けて、風景描写も、そこそこにできるぎりぎりの枚数。
二十枚だとこうはいかないというか、ショートショートやメルヘンに近づいていくと思います。山田花子ちゃん、ではなく、「少女」。葉ずれの音がして木漏れ日きらめく森ではなく、ただの「森がある」としか書けない枚数になってしまう。

三十枚が好きなのには、他にも理由があって、デビュー前の二十代終わりのころに、雑誌「日本児童文学」の毎月(当時は月刊誌でした)の創作コンクールの規定の枚数が三十枚だったんですね。
で、毎月一作ずつ投稿、というのを、2年間くらいかな、続けていた時期があるのでした。
当時は、ワープロ専用機のキャノワードで下書きをして、それをコクヨの原稿用紙に清書して郵送していましたね。たしか簡易書留にして送っていたような気がします(笑)。いま思うと、ちょっと大げさですね。

脳内にお話がまったくない状態から、一日半で話を考えて、うちこんで、清書して発送、なんて毎月続けていたんですよね。
毎月投稿できるかどうかぎりぎりのそのスリルも面白かったのかなあ、と、いまは思います。

なんていうか、懐かしいです、ほんとに。

もちろん、作家になれるかどうかわからない、という不安な気持ちはいっぱいに抱えていましたけれど、あの頃はあの頃で、なんやかや楽しさを見つけて、書き続けていたんですね。

☆さて、今日はこのお話をもう一度読みなおして、ご依頼いただいた方にお渡しする予定です。


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