日々の泡・あるいは魚の寝言

2007年01月15日(月) お仕事また一段落

☆明け方に、めでたくゲラもどきさんも終了。
本の字組で、二十頁ぶんめでたく削って、全体的な見直しもして、気持ちよく眠りにつきました。

寝る前に、ちょっと思ったのは、これが新宿のいつものホテルにいるときなら、朝になるのを待って、新宿駅近くの大きな郵便局にお散歩がてらいって、帰りに温泉に入りに行ってさっぱりするのになあ、なんてことでした。
(都庁近くにある温泉、浅田次郎の短編にもでてくる場所なんですが、一度いこうと思いつつ、なかなかいけないままですが、たぶん早朝もあいていますよね。あいてないかな?)

長崎市だと、町中の便利が良いところにすんでいても、さすがに四時五時はまだ街が寝静まっています。
郵便局は近所にありますが、早朝のお散歩には、まだ人気がなさ過ぎて、気乗りがしない感じで。
私はやっぱり、いつも誰かが動いている場所が良いなあ。

☆一眠りして、お昼頃、無事に、長崎中央郵便局から、翌朝便で、童心社さんに発送しました。がんばっていっておいで〜ってな感じで^^
「死を歌う少年」また涙もろい人は要注意系かも…です。

もうシリーズも九巻なので、そろそろお話もしめに入らなきゃという自覚がありました。具体的には、メインキャラのサファイヤの成長を、ちゃんと書いておきたかった。
ので、今回の主役はサファイヤです。
あとは…絵としてきれいなシーン、きれいな小道具、に気をつけて書きました。…気をつけて、はちょっと違うな、そのへんを楽しんで書きました。

荒野に立つ黒水晶と雲母でできた屋敷。その館の主は、胸に歯車のまわる、白い髪の、死なない少年。
天井には、彼が作った太陽と月と星がまわる時計。
その下で、鍵盤楽器(チェンバロのイメージで描いたんですが、佐竹さんがどんな楽器にするかは謎です)に指を走らせ、うたう少年。
足下には、からくりの銀のユニコーン。フェニックス、そして舞う妖精たち。
ひとりきり時の流れに背を向けて生きる彼を訪ねる、金色の髪の少女。

担当氏が、原稿を一読後、「前の巻と対になるようなお話ですね」とおっしゃってましたが、そうなのだろうと思います。
「人として生きる」ということ、「幸せである」ということについて、描きました。

もっというと、旧シェーラの、シェーラの死と復活あたりの話とも、いろんな部分で対になっているお話なので、台詞やモチーフその他、大きなお友だちの読者のみなさまは、読んでいて、「ああ」と思われるかもしれません^^

☆今回、昔に読んだ、アイルランド(だったかな?)の英雄譚あたりが、ちょいとベースになっているようです。永遠に生きていられるけれど、馬から地に下りたら死ぬさだめにある英雄のお話。
あとは、描きながら脳裏に浮かんだのは、「沖の少女」とか、「ジェニーの肖像」とかかなあ。そんなふうなイメージの話です。
ある意味、今回は、正統派な、幻想文学風味のお話かもしれません。
自由国民社の「世界のオカルト文学幻想文学・総解説」あたりにあらすじがのってそうな感じの、というと、本好きな方にはおわかりかと^^

意外なところで、アメックスの会員誌「IMPRESSION GOLD」の時計特集の、きれいな時計の写真の数々なんかも、イメージを広げるためのきっかけになりました。
…一個三百万四百万の腕時計なんてかえるかー(笑)とか思いながら読んでいた記事でしたが。でもいつか、ボヴェの時計はほしいなあ。こういう綺麗な時計を、自分で無理なく買って、大事に使えたらいいな、という気がしました。
ひとつだけ、高級な時計を持っていて、普段使いで気負いなく使えたら、人生の旅のみちづれのような気持ちでいつもつけていられたら、素敵でしょうね。長く使って、あちこち疵ができても、その疵をいとおしむような気持ちで。

☆郵便局からの帰り、海沿いの複合商業施設により、お人形さんをひとり連れ帰ってきました。…この子はかわない予定だったのに^^;
ヘスティアのりぼんさんの方です。
りぼんさんについては、詳しいことはまた今度に。
下の写真は、その子ではなく…




momokoの「しらゆき」さんです。
デザイン画の段階で一目惚れして、買おうか買うまいか迷って、一度やめていたはずが…一年後くらいになるのかな、こないだアマゾンで安売りになっていたので、ついにお迎えしてしまいました。
かっこかわいいので、よし、とします^^;


 < 過去  INDEX  未来 >


chayka [HOMEPAGE]