日々の泡・あるいは魚の寝言

2006年05月01日(月) 東京

☆土日で一泊二日、東京は新宿方面にいってきました^^
同人誌の例会に顔がだせたらなあとおもったのですが、さすがに、スケジュールと体力的に無理で、二次会のお食事会以降から加わりました。
楽しかったです。

掲示板の方でもお知らせしていますが、来月、博識な友人濱野京子さんが、童心社フォア文庫よりデビューするので、どうしても、そのお祝いを直接渡したかった、ということもありまして。
お祝い、といっても、地元長崎のお店で選んだ、ささやかな水晶と銀のアクセサリーだったのですが。まあお守りに、と思って。

今回は女性がほとんどの集まりで、二次会以降は代表浅井氏ともおあいできて、そのあと、三次会、四次会、と、場所を変えながら、話は続いたのでした。
今年は、濱野嬢&菅野雪虫嬢の合同お祝いの会を開こう、とか、サトカヨちゃんの授賞式の話とか、季節風秋の大会に、またまたファン研は分科会で参加するらしい、とか、そんな話題や、児文協の創作教室のその後の話などなどで盛り上がりました。
そばにいると笑顔に癒される、癒し系杏実さんとはずっとそばの席で、ふわふわの白い手を握って、きゃいきゃいはしゃいだりしてました。癒しエネルギーをいっぱい補給してしまった(笑)。

四次会で最終的に残ったのは、濱野嬢、サトカヨちゃん、私の三人で、ホテルのロビーで、お話しして終わったのですが。
マキアージュの銀のアイライナー(だよね?)きらきらのサトカヨちゃん(彼女は松たか子をかわいらしくしたような若い女の子。すごい才能と、難しいテーマに挑むチャレンジャー精神と、繊細な優しいこころの持ち主です)と、おとぎ話の中のキャラクターのように、深い知識と知恵を持つ、賢者濱野嬢。
女三人で、人生論とか恋愛論とか、濃い感じで^^
いやこれもまた、デザートのように、楽しい時間でありました。

☆長崎にいると、身近に、自分を必要としている存在が常にいるので、それはそれで満ち足りるのですが、今回、ひさしぶりに都内で友人たちと話したり、ひとりで雑踏を歩いてみたりすると、「やっぱりたまには、ひとりで、この場所に来ないといけないなあ」と思いました。
誰かに必要とされることで、自分の輪郭をつかまえていくのではなく、自分一人でも存在していられる、保護すべき対象ではなく対等だったり尊敬できたりするひとびとと会話する時間。
その時間は、大切なものだと思いました。

他者に必要とされることによって、喜びを感じる、安心するということは、ひとと生きる存在である人間にとって、大切な基本的なことであるのですけれど、それは同時に、自分の存在を肯定するために、誰かに必要とされることを無意識に期待することにもなりかねない…もっというと、他者への依存につながると思います。

ひとは、ひとりではさみしくて生きていけないし、幸せはきっと、ひととのつながりの中にある。誰かを守り、誰かとの日常を続けていくことは大切なことですが、同時に、ひとはひとりで生きていけるものでもあり、そういう存在だからこそ、他者と対等につきあえるのだということも忘れてはいけないのだなあと、再認識した旅でした。




これは高層のホテルからの眺め。
今回初めて泊まったお宿でした。
駅から近かったので、利便性が高かったし、夜遅くまでひととあってお話ししていても大丈夫なのは、いつものお宿よりも上でしたね。
また泊まろうかなあ^^
だけど、やはりいつものホテルにホームシックになってしまいました。
うーん。五月はやっぱり、あちらに泊まろうかな。

☆三次会で、とあるビルの中の食べ物屋さんでみんなでコーヒーを飲んでいたとき。
いつもの新宿の夜の常で、そのお店も混んでいて、ひとの話し声がにぎやかにざわめいていたのですが…
はしっこの席に座っていた私だけ、たまたま気づいたのですが、隣の席に座っていたお洒落な青年が、呼吸を補助するための機械を体につけて、酸素ボンベをそばにおいて、食事していました。
新宿のそのあたりにいるとたまにあうような、デザインか広告か、そういう感じの職業の雰囲気を漂わせた、凛と背筋が伸びた青年です。
フルコースだったのかなあ。何皿か美味しそうなもののお皿が届いていました。
私は、父がその機械とボンベを持参しているところを過去にみた記憶があったので、あ、と思い、ことさらに話しかけることもみることもなかったのですが、なんとなく彼の方を気にしながら、みんなと話をしていました。

と、彼が何かのはずみで、ナイフを落とすのが見えました。
彼はお店のひとに、「すみません」と声をかけて、かわりのナイフをもってきてもらおうとしたようでした。
でも、にぎやかな店内を、急いで移動するお店の人たちに、彼の声は届きません。
私はあらら、と、手を上げて、お店のひとを呼びました。

彼は笑顔で、私にお礼をいってくれました。私も「いえいえ」とかなんとかいいながら、それに軽く答えて、またみんなとの話に戻りました。
そのあとしばらくして、私は仕事の用事があって、外に電話をかけに行きました。席に戻ってきたら、隣の席で、あの青年が、にこにことほほえんで、私を見上げています。もう食事はすんだようでした。
青年は立ち上がり、ふかくふかく頭を下げて、もういちど私にお礼をいうと、ボンベを抱いてきれいに立ち上がり、店を出て行きました。
お礼をいうためだけに、席で待っていてくれたのでしょう。

そのあと、みんなと話を続けながらも、彼のことを考えずにはいられませんでした。
ひさしぶりに好きなお店に来てみたところだったのでしょうか? あるいはひとりきりの、なにかの密かなお祝いだった?
一時退院だったんだろうな。病気はなんだったのかなあ、とか。

都会のレストランに、粋な姿で、重いボンベをかろやかに抱いてやってきて、ひとりおいしい食事を食べて。たまたま小さな手助けをしただけの、隣の席の女に、二度目のお礼をいうために、席に帰ってくるのを待っていた青年。待つだけで、体力が必要だったに違いないのに。

彼の幸せを祈りながら、同時に、あの場にたまたま自分がいて、ささやかに小さないいことができたことを、本当によかったと思いました。
私はろくでもない人間だと、常に自負していますけれど、あの瞬間の自分は、あの場にいて本当によかったと、神様に感謝しました。

☆くーぽあさん、メールどうもありがとうございました^^
お元気そうでなによりです。
最初のメールがどうして届かなかったのかは、不明です^^;
メルアドはかえてませんし。むー。
かもめ亭にも、どうぞまたおこしくださいな。ひさしぶりにくーぽあさんのやさしいカキコを拝読したいです^^

☆サトカヨちゃんv メールありがとう☆ でも、気を使わなくても良いのよ(笑)。いやほんと、私、いま幸福なのは事実ですからv


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chayka [HOMEPAGE]